セス・ローゲンが監督デビューを果たした世紀末SFコメディ。世界の終りにわがままセレブが大暴走!
あらすじ:LAに住む人気俳優セス・ローゲンは、旧友のジェイ・バルシェルと久しぶりの再会を果たし、ジェームズ・フランコの新築披露パーティに参加する。フランコ自身が設計に携わったという大豪邸には、いつもの俳優仲間ジョナ・ヒル、クレイグ・ロビンソン、ダニー・マクブライドらに加え、大物歌手のリアーナや「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンをはじめ、音楽、映画、ファッション業界などからセレブリティがキラ星のごとく顔を揃え、パーティは最高潮。
ところが突然、かつてない大地震がLAを襲い、大豪邸は火の海に!
かろうじて生き残ったセス、フランコ、ジェイ、ヒル、グレイグ、そしてダニーの6人は、限られた食料と水を頼りに、なんとか生き延びるため作戦会議を開く。だが、ひとつだけ残されたスナック菓子“ミルキーウェイ"の取り合いをきっかけに、仲間意識が完全に崩壊。
さらに彼らが子どものように揉めている間に、得体の知れない地球外生命体がLAをひたひたと侵略し始めていた…。
<感想>こんなに有名なスターが出ているのに未公開なんてありえないです。タイトルに「俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」と付いてたので、これは聖書に書かれた「最後の審判」の光景ではないか?・・・次々と地底に吸い込まれる俳優たち。
神は罪深いハリウッド人類に厳しかったのだ。という設定の基に、生き残った男たちも、あるいは狂い、ある者は悪の道へと転落していくのだ。果たして生き残ることができるのは誰なのか?・・・。
もちろん監督のセス・ローゲンが、製作・監督・脚本・主演の一人四役をこなした意欲作です。彼は最後まで出演しているが、目立っていたのがジェームズ・フランコら主要キャラたち。それにM奴隷と化すチャニング・テイタムらカメオ出演陣まで、スターが本人役で登場するんですから。
「127時間」で使用したという設定のハンディ・カメラが登場したり、「ロード・オブ・ザ・リング」の台詞が引用されたりといった小ネタが満載で、映画ファンなら一層楽しめること請け合い。アパトー・ギャングの面々が本人役で登場するし、全編、力の抜けた宴会ギャグが炸裂します。
セスは二枚舌で、「マネーゲーム」のジョナ・ヒルは何を言っても嫌味な奴。中でも悪徳の限りを尽くすダニー・マクロイドは嫌われ者で最高。あまりのくだらなさに失笑しながらも、仲間内では比較的地味キャラのジェイ・バルシェル「魔法使いの弟子」に出ていたよ。彼に主人公役を与えているところなどは、セスの友情にもグッとさせられる。
ちなみに、特別出演のエマ・ワトソンは、「ハリ・ポタ」以降の映画では一番輝いて見えました。っていうけど、あまり出演作選んでないのね。
そして、台詞の半分がアドリブだというから、もしやこれが彼らの素の部分なのって。互いをけなし合う毒舌を吐くシーンで、映画界での6人の立ち位置が分かるきがします。
「恋するポルノ・グラフィティ」のグレイグ・ロビンソンが、少ない食料を独り占めして、料理して食うし、水も体に浴びたりして貴重なのに、ブランコが買い置きの水が確か地下室にあるというので、外から地下室へ行くのは誰にするかで揉めて、1人勇敢な奴が行くのだが外には悪魔らしきモンスターとゾンビがウヨウヨ、戻って来た。仕方がないので地下室への穴を掘ろうと、床のコンクリートを壊すわけ。どうにか壊れて穴が開いて、地下室にあった2本の貴重な水、皆で乾杯としていると、またもやグレイグがその水を頭から浴びまくるという。
チョコバーが1本だけ見つかると、男たちはいかに自分がそれを好きかを主張し出す。セレブなのにね。それに、「エクソシスト」のパロディなど爆笑必至のドタバタコメディに、実名俳優がプライドを捨ててオバカに徹した異色作であります。何故か悪魔に憑りつかれ、大暴れするジョナ・ヒル。ジェイ・バルチェルは「キリストの力が追い払う」と連呼するシーンでは、パクリもんです。
エクスタシーを服用して大騒ぎに。テンションMAXになって「スモーキング・ハイ」続編を撮影開始。
ラストはみんな死んでいく運命なのね、悪魔のような姿の巨大モンスターが現れし、ゾンビもたくさん現れてきて、ジェームズ・フランコが「俺がここを防ぐから」と犠牲になるも、すると天界から青い光が降りてきてブランコの身体が昇っていく。だが、口は災いの基だ。馬鹿を言ったので光が消えて地上に落下し、ゾンビの餌食となってしまう。
残ったセスとジェイ・バルシェルが手を握って二人で天国へ行こうと、ですが、青い光の筋はジェイだけを救い上げていくのです。セスに手を差し伸べて一緒に行こうとジェイが言うのですが、セスは「いいよ、お前だけ行け」と言うと、セスも自己犠牲の精神で、青い光線が降りてきて二人は天国へと旅立ちます。
天使の輪っかを付けたグレイグが現れて、「天国良いとこ一度は御出で!」って歌があるように、天上では白い服を着た人たちが踊り狂ってました。最後をこんな風に締め括るなんてセスらしい脚本です。
2014年DVD鑑賞作品・・・34 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:LAに住む人気俳優セス・ローゲンは、旧友のジェイ・バルシェルと久しぶりの再会を果たし、ジェームズ・フランコの新築披露パーティに参加する。フランコ自身が設計に携わったという大豪邸には、いつもの俳優仲間ジョナ・ヒル、クレイグ・ロビンソン、ダニー・マクブライドらに加え、大物歌手のリアーナや「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンをはじめ、音楽、映画、ファッション業界などからセレブリティがキラ星のごとく顔を揃え、パーティは最高潮。
ところが突然、かつてない大地震がLAを襲い、大豪邸は火の海に!
かろうじて生き残ったセス、フランコ、ジェイ、ヒル、グレイグ、そしてダニーの6人は、限られた食料と水を頼りに、なんとか生き延びるため作戦会議を開く。だが、ひとつだけ残されたスナック菓子“ミルキーウェイ"の取り合いをきっかけに、仲間意識が完全に崩壊。
さらに彼らが子どものように揉めている間に、得体の知れない地球外生命体がLAをひたひたと侵略し始めていた…。
<感想>こんなに有名なスターが出ているのに未公開なんてありえないです。タイトルに「俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」と付いてたので、これは聖書に書かれた「最後の審判」の光景ではないか?・・・次々と地底に吸い込まれる俳優たち。
神は罪深いハリウッド人類に厳しかったのだ。という設定の基に、生き残った男たちも、あるいは狂い、ある者は悪の道へと転落していくのだ。果たして生き残ることができるのは誰なのか?・・・。
もちろん監督のセス・ローゲンが、製作・監督・脚本・主演の一人四役をこなした意欲作です。彼は最後まで出演しているが、目立っていたのがジェームズ・フランコら主要キャラたち。それにM奴隷と化すチャニング・テイタムらカメオ出演陣まで、スターが本人役で登場するんですから。
「127時間」で使用したという設定のハンディ・カメラが登場したり、「ロード・オブ・ザ・リング」の台詞が引用されたりといった小ネタが満載で、映画ファンなら一層楽しめること請け合い。アパトー・ギャングの面々が本人役で登場するし、全編、力の抜けた宴会ギャグが炸裂します。
セスは二枚舌で、「マネーゲーム」のジョナ・ヒルは何を言っても嫌味な奴。中でも悪徳の限りを尽くすダニー・マクロイドは嫌われ者で最高。あまりのくだらなさに失笑しながらも、仲間内では比較的地味キャラのジェイ・バルシェル「魔法使いの弟子」に出ていたよ。彼に主人公役を与えているところなどは、セスの友情にもグッとさせられる。
ちなみに、特別出演のエマ・ワトソンは、「ハリ・ポタ」以降の映画では一番輝いて見えました。っていうけど、あまり出演作選んでないのね。
そして、台詞の半分がアドリブだというから、もしやこれが彼らの素の部分なのって。互いをけなし合う毒舌を吐くシーンで、映画界での6人の立ち位置が分かるきがします。
「恋するポルノ・グラフィティ」のグレイグ・ロビンソンが、少ない食料を独り占めして、料理して食うし、水も体に浴びたりして貴重なのに、ブランコが買い置きの水が確か地下室にあるというので、外から地下室へ行くのは誰にするかで揉めて、1人勇敢な奴が行くのだが外には悪魔らしきモンスターとゾンビがウヨウヨ、戻って来た。仕方がないので地下室への穴を掘ろうと、床のコンクリートを壊すわけ。どうにか壊れて穴が開いて、地下室にあった2本の貴重な水、皆で乾杯としていると、またもやグレイグがその水を頭から浴びまくるという。
チョコバーが1本だけ見つかると、男たちはいかに自分がそれを好きかを主張し出す。セレブなのにね。それに、「エクソシスト」のパロディなど爆笑必至のドタバタコメディに、実名俳優がプライドを捨ててオバカに徹した異色作であります。何故か悪魔に憑りつかれ、大暴れするジョナ・ヒル。ジェイ・バルチェルは「キリストの力が追い払う」と連呼するシーンでは、パクリもんです。
エクスタシーを服用して大騒ぎに。テンションMAXになって「スモーキング・ハイ」続編を撮影開始。
ラストはみんな死んでいく運命なのね、悪魔のような姿の巨大モンスターが現れし、ゾンビもたくさん現れてきて、ジェームズ・フランコが「俺がここを防ぐから」と犠牲になるも、すると天界から青い光が降りてきてブランコの身体が昇っていく。だが、口は災いの基だ。馬鹿を言ったので光が消えて地上に落下し、ゾンビの餌食となってしまう。
残ったセスとジェイ・バルシェルが手を握って二人で天国へ行こうと、ですが、青い光の筋はジェイだけを救い上げていくのです。セスに手を差し伸べて一緒に行こうとジェイが言うのですが、セスは「いいよ、お前だけ行け」と言うと、セスも自己犠牲の精神で、青い光線が降りてきて二人は天国へと旅立ちます。
天使の輪っかを付けたグレイグが現れて、「天国良いとこ一度は御出で!」って歌があるように、天上では白い服を着た人たちが踊り狂ってました。最後をこんな風に締め括るなんてセスらしい脚本です。
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