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パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ラスト・デイズ ★

2013年11月30日 | DVD作品ーま行、や行、ら行
デヴィッド・パストール&アレックス・パストールがおくる、隔離生活を描く戦慄の感染パニックスリラー。スペインボックスオフィス初登場第3位。
出演はキム・グティエレス、シホセ・コロナドら。
あらすじ:アメリカ・ニューヨークで、3ヶ月もの間部屋から出ることができなかった少年が自殺した。オーストラリアではオペラハウスで数百人の観客が外へ出ることを拒否、スペインでは外へ追い出された男が心臓発作で死亡…。外に出るだけで発作を起こす“広場恐怖症”というパンデミックに陥った世界。人々が外へ出なくなったこの世の中で、愛する妻と再会するために一人の男が下した命がけの決断に迫る。
<感想>「フェーズ6」の監督と「REC/レック3ジェネシス」の製作者によるスペインのスリラー・サスペンス映画。これも未公開で終末世界の作品である。地球の各地で火山が爆発し、火山灰の影響で空港は閉鎖。地球の終りが近づいている。
広場恐怖症が蔓延し、“外へ出られない”というそれだけで人類が破滅へ向かうという設定なのだが、よく分からない?印の作品。未知のウイルスが流行し、建物の外へ出られなくなった人々の行く末とは?・・・ジワジワと迫りくる恐怖。しかし、こんなことで世界が終るということなのか?、人間とはなんと愚かな生き物なのだろう。

屋外へ出ることを恐れる広場恐怖症に似た、原因不明の病が蔓延する。とにかく外へ出ると、急に目まいや息苦しくなり心臓発作で倒れそのまま息絶えてしまうのだ。だから、ビルの中はゴミの山で埋め尽くされている。
主人公のシステムエンジニアのマルクは、職場で発症した人々が、家へ帰れないでいる。会社に寝泊まりしている社員たち。店は閉店して街の中が閑散としている。このままではダメだ。何かが起きているのに誰も気づかない。ここにいては危険だと思い、移動に地下道を使おうと地下の壁に掘っていた穴を貫通させる。
マルクは恋人のフリアが妊娠したと告げると、こんな時に子供なんてといって喧嘩してしまい、彼女は子供を産みたいと出て行く。その恋人フリアを探すため地下道に入るマルク。

薄暗い地下道で、何処からともなく人が出て来て持ち物を盗む。もちろん拳銃もバンバン撃つし、人があふれ返る駅構内では犯罪が横行。ショッピングモールでは、食料を死守する者と略奪しようとする者が殺し合いを繰り広げるのだ。
また、動物園から逃げ出したクマが教会に出没するなど、屋内空間にも危険がいっぱいなのだ。

マルクが恋人を探しに行く道連れに、病気の父親を探しに行くという上司と一緒に地下道をひたすら歩く。水道も電気もライフラインが全て機能しない。しかし、飲み水はどうするのか?・・・雨が降りその雨をビニールとかを窓の外へ出して、鍋や食器も出して飲み水を確保するわけ。
街の灯りが消えてゆく。今を生きる人間たちでこの世の人類は終わりなのか。生まれ来る命、子供たちの未来はどうなる。この広場恐怖症の原因は何も解明されてない。もしかして、空からエイリアンが人間の脳に、中枢機能をダメにする不可解な超音波とかを発信しているのでは、なんてことも考えてみたのだが、そんなことは一切なしである。

地下道を歩き、恋人の友人と出会い何処にいるのか聞いてみると、病院へいるというのだ。じゃ病院へと向かうマルクだが、向いのビルに何やら彼女らしい人影が、やっぱり恋人だった。それから恋人のところへ行きたいのだが、表に出ると目まいがして気絶してしまう。しかし、何とかヨロヨロとしながらも彼女の元へと辿り着いたマルク。もちろん、怪物やゾンビなんぞは出て来ません。
だが、そこからが大変、何がって恋人の出産を手伝うのである。無事男の子を出産して、その息子がどんどん大きく成長していき、何年か過ぎて外に子供たちの声がするのだ。つまり広場恐怖症の後に生まれた子供たちには、パニック障害が起きず外へ出られるのだ。とまぁ、ラストに未来に向かって、新しい世界が子供たちに広がっていたというのは、良かったですよね。
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