「イントゥ・ザ・ワイルド」などで監督としても活躍するオスカー俳優ショーン・ペンがメガホンをとり、「アトミック・ブロンド」のシャーリーズ・セロン&「ノーカントリー」のハビエル・バルデム共演でアフリカ内戦の過酷な現実を描いた社会派ドラマ。
あらすじ:貧困国に医療援助資金を提供する組織に所属するレンは、西アフリカの内戦地帯で救援医師のミゲルと出会う。自らの危険を顧みず患者たちを救おうとするミゲルに心を動かされたレンは、彼に惹かれ、過酷な状況下で互いに支え合うように。しかし、ミゲルのある裏切りによって2人の関係は切り裂かれてしまう。共演にも「レオン」のジャン・レノ、「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」のジャレッド・ハリス、「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロスら実力派俳優がそろう。
<感想>未公開作品です。WOWOWで観ました。ショーン・ペン監督だというので、それに豪華なキャスティングにもったいないかぎりの制作でしたね。国境なき医師団、西アフリカ内戦にシエラレオネ、南スーダンなど。未だに世界の果てで内戦があるのだろう。そこへ亡き父親(国際的なNGO組織の創設者)の意志を継いで、アフリカのリベリアへと行く。
そこで、運命的な男、ミゲルと出会うのだが、外科医のハビエル・バルデムのテキパキとして医療の技術を見て、こういう医師団の人たちが、アフリカの未開地へと行き、そこで、地元の少年兵の襲撃に遭い命を落とすこともあるわけで、人間の尊厳とか、ボランティア活動も全部含めて、何かしら無性に虚しく感じました。
身体を張って現地へ行き、そこでの活動は過酷なことで、自分の持っている医者としてのスキルもムダ使いのような気もして、命を救ってあげても何にもならないような気がしてくる。
とにかく、現地での医療支援は、残酷なシーンを見せつけられて、それでも助けて生き抜けと訴えている。医療物資、食料なども、現地の子供らは大人たちに奪われて、そこにある物で手術や治療をする。かなりハードですね。
とにかく、そこで恋愛劇が始まるのですが、シャー子さんとハビエルのベッドシーンも過激であり、若い男女だから恋愛は自由であり、夢中になるのも理解できる。しかし、ハビエルはシャー子の友人である看護師のアデル・エグザルコプロスとの寝ているし、恋愛関係にあるのだ。
ようするに、女好きなんですね。シャー子さんは、そのことを知り彼と別れることを決断するのに、後を追いかけて来るハビエルのしつこさといったらない。女性関係にだらしないらしく、それでも君に夢中だ、愛しているなんて手紙をもらったりし、またもや復縁してしまうところも何だかなぁ~。
まぁ、母親も男を作り家を出て行ったらしく、父親にも女性関係があったというので、さほど珍しくもない。
前にアンジェリーナ・ジョリー制作、監督、主演の「最愛の大地」を観たが、それと内容が同じような感じです。ラストは、飛行機事故で帰らぬ人となったハビエルのことを、最後まで「愛する人」と思っている女心に、この映画の中の人間は、荒れ果てた地へボランティア活動で行き、荒んでいく心に束の間の恋愛を見て、人間って一人では生きていけないと思った。
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