パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

俺物語!! ★★★.5

2015年11月02日 | アクション映画ーア行
「別冊マーガレット」で連載され、高校生とは思えないゴツい見た目と巨体の持ち主が主人公という異色の内容で話題を呼んだ少女漫画を実写映画化。仲間からの信望は厚いがモテない男子高校生の純愛を、『映画 鈴木先生』などの河合勇人監督が描く。見た目に反して純情な主人公を、『HK/変態仮面』などの鈴木亮平が体重を30キロも増やして熱演。彼が思いを寄せる女子高生にモデルとしても活躍する永野芽郁、主人公の親友であるイケメンを『娚の一生』などの坂口健太郎が演じる。

あらすじ:情に厚い硬派な日本男児の剛田猛男(鈴木亮平)は、ごつくて大きな体を持ちながらも、女子にモテない高校1年生。ある日、彼はしつこいナンパから助け出した女子高生の大和凛子(永野芽郁)のことを好きになってしまうが、後日再会した際、彼女が猛男の幼なじみであるイケメン砂川誠(坂口健太郎)のことが好きだと気付いてしまう。落胆しながらも凛子と砂川の仲を取り持とうとする猛男だったが……。

<感想>原作はコミックで、アニメ化もされているが、実写化初めてだという。とにかく、主人公の猛男役の鈴木亮平が、高校生に見えないのだが、とにかく彼の演技力と観客を圧倒してしまう猛男役に驚いてしまう。

自分がブサイクで絶対に女子にはモテないと思っている勘違い男。でも、中には凛子のように、顔がゴリラのようで、体がデカくて心が優しい男子に恋してしまう女子もいるのだ。
猛男のためにお菓子やお弁当を作っては持って来てくれる凜子。凜子も内気で自分が猛男を好きだと言うことが言い出せなくているのだ。だから、勘違い男は、絶対に自分は女子に好かれないと思い、いつも一緒にいるイケメンの砂川が凜子は好きだと勘違いしている。
余りにも長い間、猛男が凜子のことを好きなのに、砂川と一緒になればとくっつけて、砂川の方もはっきりと猛男に言えばいいのに、ぐずぐずしているもんだからいつの間にか、猛男の勘違いが正当化してしまう。

イケメン砂川誠には坂口健太郎が、いつものようにシャイな清純派らしい高校生役を演じています。そして、猛男の父親には寺脇康文、母親には鈴木砂羽が、「相棒」でもこの二人は夫婦役を演じてましたね。
30キロ体重を増やした鈴木亮平のデブの姿に、ゴリラメイクのような顎ヒゲでどうみても高校生にはみえませんから。

しかし、体がデカイだけではなくて、スポーツ万能選手で、特に柔道部ではその身体を活かしての豪快な投げ技の勝ち技には拍手もんです。それに、サッカー部ではゴールキーパーで、どんな球でも弾き飛ばして点を入れさせない。野球部でも豪快なホームランをかっ飛ばし、何処の部所にも所属してないが、ひっぱりだこのゴリラ男であります。

もう、凜子ちゃんとのデートは、チーズケーキやピンクのハートのマカロンとか、おにぎりも、猛男の母親から好きな具材を聞き出して肉みそを入れたおにぎりとか、ケーキやお菓子も、その店に行って作りかたを教えて貰って、だから、持ってくる物はすべて手作りでもお店に出せるような代物ですからね。
何だか観ていて、高校生の初恋というか、恋愛成就が進展しないでいくモヤモヤ感とか、とにかくその辺が長くて、年頃の男女ってそういうもんかと、納得のラブコメです。

ロケ地が仙台ということもあり、仙台の定禅寺通りとか西公園、勾当台公園他、たくさんの仙台市での映像に満足して、その中でも、デートの遊園地ベニーランドとかで、お化け屋敷で火事騒ぎがあり、凜子ちゃんを助けるために火の中へと入って行き、壁を破って脱出して、お姫さん抱っこをして出てくるという。女子には羨ましいシーンが満載ですから。
とにかく猛男の「好きだ~ぁ、大好きだぁ~」が耳に残って、最後に凜子と心が通じ合って本当に良かった。

エンドロールも見て下さいね、あの鈴木亮平が坂口健太郎にキスの練習台になってくれと、ラップを持って来て迫るシーンが本当に面白かった。
鈴木亮平の作品の中でHK 変態仮面」(2013)が一番好きです。
他には、「ホットロード」(14)
「風に立つライオン」(15)
「予告犯」(15)
「海街diary」(15)
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