goo blog サービス終了のお知らせ 

パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

トロール・ハンター  ★★★

2012年03月31日 | アクション映画ータ行
ノルウェーの森に住むと古来より言い伝えられている伝説の妖精、トロールの謎に迫る異色作。取材中に、政府機関に雇われた“トロール・ハンター”と出会った学生たちが、ハンターと行動を共にしながら、トロールの生態や政府の陰謀を暴き出す。
あらすじ:ノルウェー・ヴォルダ大学の学生3名が、地元で問題になっていた熊の密猟事件をドキュメンタリーとして追った事がきっかけとなり、偶然にも本記録映像の撮影に成功した。密猟者を追う中で出会った謎の男、ハンス。夜な夜な森の中に姿を消す彼を尾行すると、そこにはおとぎ話だと思っていたトロールそのものが現れたのである。
ハンスはノルウェー王国の政府機関であるトロール保安機関(TSS)に雇われたハンターで、テリトリーから抜けだして民家に近づくトロールを抹殺、トロールの存在を民間人から隠し続ける事が主たる任務であった。
だが、生活も保障されず、深夜・残業手当もない、孤独な現状に嫌気がさしていると同時に、今までのトロールの扱い方にも疑問をもっており、遂に今回、トロールの全貌を明かす証言者となったのだ……。(作品資料より)

<感想>それは本当に幻の存在なのか、記録映像により空想上の生き物と思われていたトロールの、衝撃的な真実を暴く問題作である。「となりのトトロ」や「ムーミン」のモデルである北欧の妖精トロールを、題材にしたドキュメンタリータッチのサスペンス。
トトロみたいな可愛げのあるヤツが登場するかと思えば、大間違いですから。異臭をぷんぷんさせ、ネバネバしたよだれみたいなものを垂らし、お腹を空かせた巨人モンスターが大暴れするのだ。餌食になるのはヤギ。人間は食べないらしい。
主人公は熊の密猟を調査にきた大学生3人組。マイケル・ムーア気取りでビデオカメラを回していた彼らは、怪しげなハンターに遭遇する。
そのハンターは、何と伝説上の妖精トロールを捕獲するプロハンターだったのです。怖い物見たさで、私らもこの映画を見に来たので、画面に映し出される雪男みたいな、毛むくじゃらで夜行性で、キリスト教徒を嫌い、頭の働きが鈍く、だが凶暴な性格である。大きく分けると、森トロールと山トロールがおり、森トロールのトッサーラッドは頭が3つもある怪物。
背丈の高い巨人のような風貌で、歩くのが速いし人間を襲うというか、爪で引っ掻くというのか、3人の大学生の中の一人が背中を引っ掻かれる。手当も破傷風にならないようにと注射をして、簡単に破けた服をガムテープで張るだけ。
トロールを抹殺する方法は、太陽光に当てること。太陽に弱く、紫外線を浴びせると年老いたトロールは石化してしまう。ライフル銃やバズーカー砲とかではダメ。高圧の送電線が、人間の住む民家への防護柵らしい。意外と言い伝えとおりなので、傍で見ている分には拍子抜けしちゃうかも。
確かにトロールの形相は恐ろしいが、どこかとぼけた味わいのある奇妙な生き物。だからなのか、薄暗い森の中で巨人のトロールが映し出されると、これは合成では、CGではないかと目を疑ってしまう。それでも洞窟のトロールの巣屈へ入った皆が、ちょうどトロールたちが帰ってくるのに遭遇した時はちょっとハラハラした。
だけどね、、ハンスという男一人が頑張って退治しているだけで、あまり民家とか人間の被害がないのか、自衛隊とかが出てきて退治するということはない。
本当にこんなモンスターがいるという映像を、信じるかはスクリーンでご自分の目で見て確信して下さい。
2012年劇場鑑賞作品・・・14映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング