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不況で経済状態の悪い友人同士の男性2人が金もうけに男娼(だんしょう)ビジネスをスタートしたところ、思わぬ騒動に巻き込まれていくブラックコメディー。監督業でも才能を発揮している『バートン・フィンク』などのジョン・タートゥーロ監督、脚本、出演で、彼の友人でビジネスパートナーを、数多くの名作を生み出した監督のウディ・アレンが演じる。そのほか『カジノ』などのシャロン・ストーン、歌手で女優のヴァネッサ・パラディ、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などのリーヴ・シュレイバーなど多彩な面々が共演。
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あらすじ:不況で店の経営に頭を悩ませていたブルックリンの本屋店主(ウディ・アレン)は、花屋を営む友人(ジョン・タートゥーロ)をジゴロにして男娼(だんしょう)ビジネスで金を稼ぐことを思い付く。早速友人を説得し開業すると、クールで男前なジゴロは裕福な女性たちにモテモテ。商売は繁盛するが、ジゴロがある未亡人(ヴァネッサ・パラディ)に恋をしてしまい、・・・。
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<感想>14年ぶりに自身の監督作以外への出演をしたウディ・アレン爺さん。ジョン・タートゥーロ監督、脚本、出演というコメディ映画である。この映画のタートゥーロは、殆ど笑わないのだ。定職のない彼がアレン爺さんのマネージメントでセックスを売る男性となるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/43/86f1636eae7cf5f43865baadec5c9d2a.jpg)
男娼の話なのに、清潔感のある可笑しみが浮かぶ。それがヘラヘラしながらチョコマカト動くアレン爺さんと好対照を形成しているのがいい。お客のレズビアン・コンビが、シャロン・ストーンとソフィア・ベルガラという贅沢さ。
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でも本当のヒロインはユダヤの未亡人を演じるヴァネッサ・パラディ。彼女とタートゥーロが散歩する公園の美しさといったら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/2eb8d8f299208766f971c4119e728cc5.jpg)
殆どが自分の生み出したキャラクターの、セリフメイクと言っていいほどやりたい放題で、危なげのないアレン爺さんの芝居に、セックスシンボルとして君臨してきたキャリアの、葛藤を仄めかすようなシャロン姉さんのキャラクター。そして長年の事実婚を解消したヴァネッサは未亡人という役で、元フレンチ・ロリータも四十路をむかえて、重ねてきた年齢が、大人ならではのほろ苦い味わいを出している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ac/d0e9c1589e0d9e34705af88de6b53eca.jpg)
手数料に味をしめたアレン爺さんが、続いて声をかけたのが、自分が住むラビの未亡人のヴァネッサ。お堅い彼女に合わせて普通のデートから始めるも、それが原因で二人は恋に落ちてしまう。
その秘密がバレて正統派ユダヤ教の審議会にかけられてしまうアレン爺さん。戒律によるとポン引きの罪は石打ちの刑なのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/75/aa6abb5a7693bcaee245d2a610527cbf.jpg)
ユダヤ教からみのお話になるのは、脚本兼監督のタートゥーロの出自のせいなのか。物語の背景となっているのが、現実にブルックリンにコミュニティが存在する正統派ユダヤ教徒の敬虔な暮らしぶりなのだ。イタリア系のタートゥーロは、ユダヤ系のアレン爺さんからユダヤ系のいろんなことを、教えてもらったことで、本作のリアリティのある映画として仕上げられたと思う。
未亡人に恋する警官には、奥さんがナオミ・ワッツであることを微塵にも感じさせない、ちょいとキモイ男を演じたリーヴ・シュレイバー。そういった脇役たちの見せ場もあり、なかなか良く出来ていて面白い。
2014年劇場鑑賞作品・・・295
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あらすじ:不況で店の経営に頭を悩ませていたブルックリンの本屋店主(ウディ・アレン)は、花屋を営む友人(ジョン・タートゥーロ)をジゴロにして男娼(だんしょう)ビジネスで金を稼ぐことを思い付く。早速友人を説得し開業すると、クールで男前なジゴロは裕福な女性たちにモテモテ。商売は繁盛するが、ジゴロがある未亡人(ヴァネッサ・パラディ)に恋をしてしまい、・・・。
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<感想>14年ぶりに自身の監督作以外への出演をしたウディ・アレン爺さん。ジョン・タートゥーロ監督、脚本、出演というコメディ映画である。この映画のタートゥーロは、殆ど笑わないのだ。定職のない彼がアレン爺さんのマネージメントでセックスを売る男性となるのだ。
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男娼の話なのに、清潔感のある可笑しみが浮かぶ。それがヘラヘラしながらチョコマカト動くアレン爺さんと好対照を形成しているのがいい。お客のレズビアン・コンビが、シャロン・ストーンとソフィア・ベルガラという贅沢さ。
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でも本当のヒロインはユダヤの未亡人を演じるヴァネッサ・パラディ。彼女とタートゥーロが散歩する公園の美しさといったら。
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殆どが自分の生み出したキャラクターの、セリフメイクと言っていいほどやりたい放題で、危なげのないアレン爺さんの芝居に、セックスシンボルとして君臨してきたキャリアの、葛藤を仄めかすようなシャロン姉さんのキャラクター。そして長年の事実婚を解消したヴァネッサは未亡人という役で、元フレンチ・ロリータも四十路をむかえて、重ねてきた年齢が、大人ならではのほろ苦い味わいを出している。
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手数料に味をしめたアレン爺さんが、続いて声をかけたのが、自分が住むラビの未亡人のヴァネッサ。お堅い彼女に合わせて普通のデートから始めるも、それが原因で二人は恋に落ちてしまう。
その秘密がバレて正統派ユダヤ教の審議会にかけられてしまうアレン爺さん。戒律によるとポン引きの罪は石打ちの刑なのだそう。
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ユダヤ教からみのお話になるのは、脚本兼監督のタートゥーロの出自のせいなのか。物語の背景となっているのが、現実にブルックリンにコミュニティが存在する正統派ユダヤ教徒の敬虔な暮らしぶりなのだ。イタリア系のタートゥーロは、ユダヤ系のアレン爺さんからユダヤ系のいろんなことを、教えてもらったことで、本作のリアリティのある映画として仕上げられたと思う。
未亡人に恋する警官には、奥さんがナオミ・ワッツであることを微塵にも感じさせない、ちょいとキモイ男を演じたリーヴ・シュレイバー。そういった脇役たちの見せ場もあり、なかなか良く出来ていて面白い。
2014年劇場鑑賞作品・・・295
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