chimi*四方山話

よもやま日記と時々夢見の話など
小田原市出身。千葉県在住。

なりたかった職業

2025-02-04 00:26:00 | 書籍
日曜日に本棚の片付け。
久しぶりに開いた『猫の建築家』。
20年以上前に刊行された書籍で、
タイトルに惹かれて購入。
大人の絵本だと思っていた内容は
私には難しかった。哲学?
『建築家の猫が美の意味について問い続ける‥‥』(光文社のサイトの概要より)

『猫の建築家』のタイトルを見て、
設計士になりたかった時があったなと。
高校生の時に製図台のドラフターを
見て一目惚れ?した私は、
建築士になる!と、
看護学校から進路変更。
地元の設計事務所に就職しました。
でも途中で設計士になるのは
諦めて辞めてしまいました。
あんなになりたかった職業なのにね。

今は医師事務補助という仕事を
しております。
ドクターの横でのサポート業務。
、、自分には向いてないなぁと、
毎日思いながら仕事してます。

猫が1匹だけなら、、
『百万円と苦虫女』という映画の
主人公のように放浪の旅に
出ていってしまうだろうな。
そういう方があってるんだと思う。

気の向くまま旅に出て、
気に入った場所を見つけたら
そこで働き100万円貯まったら、
また旅にでるの。
そんな映画だったかな?
また観てみよう📽️







児童書:それいけズッコケ三人組

2025-01-06 23:59:00 | 書籍
ここ二晩ほど何かザワザワして、
睡眠が浅く短い夢ばかり見ている。
夢見も悪く、どういう意味なのだろうと
考えていたら遅刻しそうな時間になっていた。

派遣先に報告している通勤経路では
間に合わないので、違う路線で通勤。
新京成線で北習志野まで行き、
東葉高速鉄道に乗り換えた。
その電車に小学校低学年と思われる
男の子が乗車してきた。
「僕は一年生だから乗れるかな?」と
独り言。
自分が乗れるスペースがないかもと言うことなのかしら?とギューっと後ろへ詰める私。
男の子は「これなら乗れる」と、
また独り言のように言った。
一人ニヤリと笑う私。
自分のスペースを確保した男の子は
一冊の本を出し読み始めた。
タイトルは『ズッコケ三人組』。
内容が気になり帰宅してから
検索してみました。

*ポプラ社の公式サイトより*
それいけズッコケ三人組

花山第二小学校六年のズッコケ三人組は、きょうも男たる証明と栄光を求めて、青空の下にかけだしていきました。

★那須正幹先生からきみたちへのメッセージ★
『女の子にもてないより、もてたほうがいい。
テストでれい点をとるより百点のほうがいい。
鉄ぼうがにがてより、とくいなほうがいい。
クラスのみんなから、かっこわるいと、いわれるより、かっこいいなあと、いわれたい。
そう思っているきみたちに、この本をおくろう。
この物語こそは、男の栄光を求めて生きた、三人の少年の、汗と涙と感動のドラマなのだ。』

発売の年が1978年。
作:那須 正幹 絵:前川 かずお
自分が子供の頃に発行された本でした。
孫のような子が呼んでいた児童書ですが
読んでみたくなりました☺️






‥‥帰らねばならぬと考へた

2024-12-31 15:50:00 | 書籍


2024年9月21日 19年ぶりに見た小田原城

『‥‥長い間のあらくれた放浪生活のなかで、私の夢は母を慕ふて蒼ざめる夜が多かつた。母の許へ帰らねばならぬと考へた。』
**青空文庫 “剥製”牧野信一著より抜粋**

小田原市出身の作家、牧野信一さん。
10月に小田原を訪れた際に、
10代の頃よく寄っていた書店、
“高野書店”で購入した古書で知りました。

小田原市栄町にある高野書店

↑購入した『小田原 箱根•真鶴•湯河原 文芸散歩』小田原文芸愛好会(H6.4.1発行)

本文冒頭の抜粋した一節に、
小田原に今年何度か来たのは、
この一節に近い様に思えました。
放浪生活‥まではいかないものの、
ある日を境に家を黙って出ました。
20歳の年のクリスマス前に
アルバイト代をどこかに置き忘れ。
それを短期間で取り戻すために新宿へ。
その年の年末年始を小田原で過ごしたのを
最後にもう小田原に住むことありませんでした。

小田原を離れて35年程になります。
その間に立ち寄ったのは冠婚葬祭の時だけで、今年来た時は父の葬儀以来19年経っていました。
何度か小田原に戻るきっかけはありましたが、逃したまま。
そそっかしい失敗をして、
浅はかな考えの選択をしたばかりに、
こんなに長い年月小田原に戻れなくなっていました。

ここ数年、小田原の夢をよく見る様になって、どうしたのだろうかと思う日々。
小田原には誰も住んでいないのに。
小田原のブログやGoogleマップを
覗いては、郷愁の思いは増すばかり。
とうとう今年の9月に仕事を当日欠勤して、
小田原に来てしまった。
9月の小田原は強風の日でしたが、
空は青空で気持ちが良く、
懐かしい場所に着いては、
来て良かったと思った。
来年もまた何度か訪れてみたいと思う。