「私耳がわるいのかも?」と思い始めて30年。
目で見ても坂だとはわからないような、緩やかな下り坂を下りて行くように
長い年月をかけて徐々に徐々に聞き取りが悪くなっていった。
その中で一番落ち込んだのはいつかというと・・・
忘れもしない・・・20代の初めのころ
お勤めしだして、まだ別に仕事に支障があるわけでもなく
誰も難聴のことなんて気もつかないような頃
込み合うバスの中でAさんとBさんが話をしてて
私は二人の間にいるんだけど
私を挟んでしゃべってる二人の会話が聞き取れなかったり
(でも私に話しかけられた時は普通に聞き取れる)
電話で取引先などからの場合は相手先がちゃんと聞き取れるのに
職員にかかってきた個人的な電話の場合、相手の名前がはっきり聞き取れない
(そんな場合は遠くの方から「○○さ~ん、1番にお電話で~す」とだけ言って誤魔化す)
そんなことがたまにあって、私耳が悪いのかも・・・
と、思い始めたころ。
その時すごく悲しくなってめっちゃ落ち込んで、1週間くらいふさぎこんでたことがあった。
家で母が「元気がないけどなにかあった?」と心配してたけど
なぜか理由は言えず、「なんにもない」と。
それっきり耳のことで落ち込んでふさぎこむというのは一度もないんだけど・・
もちろん、聞き取れなくて困ったことや辛い思いをしたことは、その時からだんだん増えていくことになるんだけどね。
だんだん聞こえが悪くなって、辛いな~と一番感じていたのは、それから20年以上たって、電話が聞き取りにくくなってきたころ。
電話を取るのが怖くなって・・・
電話のベルがなると「ドキッ」として・・・
また、学校の保護者会や複数でのレストラン等での会話がしんどくなってきて。
ちゃんと聞きとらなきゃ、聞かなきゃ、と必死に聞き取って
でもわからなくて・・・
一番辛い思いをしたのはそんな頃。
補聴器も買ったけど、全く効果なかったし
でもその頃から、介護やその他色々あって忙しすぎて自分の耳の事を考えたり落ち込んだりしてる間がなかったという状態だったのはある意味幸いだったのかな・・・。
で、今は?
それが不思議。
この30年で一番心穏やか。
なぜだろうね。
カミングアウトと周りの理解。詳しい検査で自分の耳の悪い部分がはっきりわかったこと
かな???
自分の中で、無理に聞こうと必死にならなくていい
貴方は聞こえなくていいんだよ、という思い・・・
周りも私が聞こえない部分を理解してくれている。
もう無理しなくていいんだ、
聞こえないのに聞こえたふりしなくてもいいし
聞こえないのに聞く努力をしなくてもいいんだ、
という安心を得られたからかな。
元々あまり物事にくよくよしない性格だったのもあるんだけど
今、電話もできなくなって、手術するかもしれない、しかも手術しても完全に治るわけでもなく
もしかしたら音を失うかもしれない、というこの状態で
なぜか落ち込むこともふさぎこむことも、全くない。
気持ちが明るいのね。
同じ仲間と交流できるようになったのもすごく良かったと思うし。
一人じゃないっていうのは、素敵な事だとつくづく感じるしね。
さて、これからどうなっていくのかな・・・神のみぞ知る・・なんだろうけど
どうなっても、どんな自分でも、あるがまま受け入れて、自分を愛して、大切にしていけたらいいなと思う。
そして笑顔でいれたら・・・それが一番だと思う。
目で見ても坂だとはわからないような、緩やかな下り坂を下りて行くように
長い年月をかけて徐々に徐々に聞き取りが悪くなっていった。
その中で一番落ち込んだのはいつかというと・・・
忘れもしない・・・20代の初めのころ
お勤めしだして、まだ別に仕事に支障があるわけでもなく
誰も難聴のことなんて気もつかないような頃
込み合うバスの中でAさんとBさんが話をしてて
私は二人の間にいるんだけど
私を挟んでしゃべってる二人の会話が聞き取れなかったり
(でも私に話しかけられた時は普通に聞き取れる)
電話で取引先などからの場合は相手先がちゃんと聞き取れるのに
職員にかかってきた個人的な電話の場合、相手の名前がはっきり聞き取れない
(そんな場合は遠くの方から「○○さ~ん、1番にお電話で~す」とだけ言って誤魔化す)
そんなことがたまにあって、私耳が悪いのかも・・・
と、思い始めたころ。
その時すごく悲しくなってめっちゃ落ち込んで、1週間くらいふさぎこんでたことがあった。
家で母が「元気がないけどなにかあった?」と心配してたけど
なぜか理由は言えず、「なんにもない」と。
それっきり耳のことで落ち込んでふさぎこむというのは一度もないんだけど・・
もちろん、聞き取れなくて困ったことや辛い思いをしたことは、その時からだんだん増えていくことになるんだけどね。
だんだん聞こえが悪くなって、辛いな~と一番感じていたのは、それから20年以上たって、電話が聞き取りにくくなってきたころ。
電話を取るのが怖くなって・・・
電話のベルがなると「ドキッ」として・・・
また、学校の保護者会や複数でのレストラン等での会話がしんどくなってきて。
ちゃんと聞きとらなきゃ、聞かなきゃ、と必死に聞き取って
でもわからなくて・・・
一番辛い思いをしたのはそんな頃。
補聴器も買ったけど、全く効果なかったし
でもその頃から、介護やその他色々あって忙しすぎて自分の耳の事を考えたり落ち込んだりしてる間がなかったという状態だったのはある意味幸いだったのかな・・・。
で、今は?
それが不思議。
この30年で一番心穏やか。
なぜだろうね。
カミングアウトと周りの理解。詳しい検査で自分の耳の悪い部分がはっきりわかったこと
かな???
自分の中で、無理に聞こうと必死にならなくていい
貴方は聞こえなくていいんだよ、という思い・・・
周りも私が聞こえない部分を理解してくれている。
もう無理しなくていいんだ、
聞こえないのに聞こえたふりしなくてもいいし
聞こえないのに聞く努力をしなくてもいいんだ、
という安心を得られたからかな。
元々あまり物事にくよくよしない性格だったのもあるんだけど
今、電話もできなくなって、手術するかもしれない、しかも手術しても完全に治るわけでもなく
もしかしたら音を失うかもしれない、というこの状態で
なぜか落ち込むこともふさぎこむことも、全くない。
気持ちが明るいのね。
同じ仲間と交流できるようになったのもすごく良かったと思うし。
一人じゃないっていうのは、素敵な事だとつくづく感じるしね。
さて、これからどうなっていくのかな・・・神のみぞ知る・・なんだろうけど
どうなっても、どんな自分でも、あるがまま受け入れて、自分を愛して、大切にしていけたらいいなと思う。
そして笑顔でいれたら・・・それが一番だと思う。
親しい友人たちに言わせると「おまえは馬鹿だから悩むという事が分からないだけだ!」なんてね・・・。
だから「馬鹿に付ける薬はない」とも言われ
「おまえは本当に長生きするよ」・・・チャンチャン!(笑)
くよくよ悩んでも一日。
あはははは~と笑っても一日。
日々の反省をし次につながるためには心砕きたいと思うが
泣いたり悔やんだりして病気が治るのであれば一日中でも泣きますが、悪あがきしてもいかんとも出来ないことは諦めてしまい、泣く時間があれば生活クオリティーの向上に向けて、仕事のスキル向上に向けて、今を戦いたいですよね。
悩みがいもあるというものですけどね~(笑)
しかしこれがなかなか・・・そうとわかっていても、辛いものはやっぱり辛いし思うようにはいかないですね(苦笑)
そして私にとって、辛い時辛いと吐き出すことで、すごく気持ちが軽くなり前向きになれたりします。
私的には自分の気持ちに素直にいることが、一番楽なのかもしれません。
こんな私ですが、西さんの力強さのおすそわけを、いつもわけて頂いていて・・・。
感謝しています。
ニオイにつられてやってきました(笑)
強がりや見栄、つまらないプライドを脱ぎ捨てると、本当に楽になりますよね。
けど、それが簡単ではない。
自分の弱い部分を隠したい、というのは、ある意味、動物としてのヒトの、防衛本能なのではないでしょうか。
僕も昨秋から白杖を持つようになって、最初は抵抗もありましたが、最近はだいぶ慣れてきて、白杖を持つ事のメリットを様々に実感するようになりました。
どこに行っても、すぐに視覚障害者として応対してくれますし、もう「見えるふり」、いや「見えなくないふり?」をしなくていいので、楽だなぁ、と。。
やっぱり、同じ悩みや苦しみを共有する仲間がいるというのは、何よりの励みですよね。
悩みや苦しみを、時に「笑いネタ」にできるなんて、独りで悩んでる時には、絶対にアリエナイ発想じゃないでしょうか。
ぷーどるさんにも、お互いに支え合える「仲間」がいる事を、どんな時も忘れないで下さいね!
・・・ところで、ぷーどるさんの「仲間」のリストに、「モ」で始まる人って、載ってますかぁ??
支え合う仲間は有難いですね。
で、「モ」で始まる仲間って?
もう、またそんな小さい子供みたいな事を(爆笑)
はい、「モ」で始まる仲間はモちろん「モンブラソ」さんですよ(笑)
>自分の弱い部分を隠したいというのは、動物としてのヒトの、防衛本能
なるほどね~~~。
モンブラソさん、深くうなずきながら読みました。
いい事いわれますね~~。確かにそうですね。
でも、動物の中でもヒトは弱い部分を見つけたらそこにかみついていく動物ではない、むしろ助けようという本能も備わってるんですよね。
難聴カミングアウトした後、白杖を持たれた後、の楽になった気持ちとは、その後周りの気配りに助けられた結果なのかもしれませんね~。
ところで、信号で青になったら鳥の鳴き声が聞こえますよね。
「カッコウ」と「ピヨ」だったかな。
あれってどっちが青ならこの音、とかどういう取り決めがあるんですか?
東西と南北で分けてあるのかしら?
交差点が東西南北に走ってなかったら?
またお暇なとき教えて下さいね。
>でも、動物の中でもヒトは弱い部分を見つけたらそこにかみついていく動物ではない、むしろ助けようという本能も備わってるんですよね。
本当にその通りですよね。
ぷーどるさんもいい事言いますね~。
音声信号については、僕もチョットダケ調べてみた事があるのですが、どうやら全国的な統一基準はないようですね。
一応、東西南北で分けてる地域が多いみたいですが、「主道・従道」で分けてる場合もありますよね。
この場合は、僕の印象では、信号が長い方がカッコーで、短い方がピヨピヨって感じですかね。
昔は「とおりゃんせ」なんかもよくありましたけど、最近はめっきり見かけなくなりました。
また、これも地域によってマチマチだとは思いますが、音声ナシの信号機でも、管轄の警察署に要望を出すと、ある程度要望が集まらなくても・・・極端に言えばたった一人の要望でも、音声装置を付けてくれるケースも多いみたいですよ。
「それ枠」の予算が確保してあるって事かも知れませんね。
ところで、こちらのブログは、都合2回、認証の4ケタ数字を入力するって事で、間違いないですよね??
あ、いや、別にそれがどうこうというのではなく、もしかして自分の入力ミスで、「やり直し」になってるのかな?と思ったので(笑)
ホテルの朝食に出てくるような、中華粥が食べたいんですけど、あれって、市販の中華スープの素(鶏がらの)を入れて、普通にお粥を炊けばいいんですかね??
全国的な統一基準はないのですか?
それって、どうなの?と思いますけど・・。
日本全国どこでも同じにしてくれた方が、利用しやすいんじゃないかしらね~
やっぱり音は、カッコーとピヨが主流なんですね。
そういえば、昔はとおりゃんせがありましたが
最近はありませんね~。
>2回、認証の4ケタ数字を入力
そうなんです。
私もだいたい2回入れないと投稿できないです(笑)
たまに1回でいくときもありますが・・・
なぜでしょうね???
>中華粥
ホテルの中華粥なんて食べたことないもので・・(苦笑)←ホテルじゃなくても、中華粥というものを食べたことが・・///
どんなものかもわからないから
なんてお答えしていいやら??ですが・・
(笑)
中華スープの元でお米を炊けば出来るように私も思いますよ~。
失聴しちゃった後は、もうどうしようもないも~んと開き直っちゃったんですけど、
聴こえにくくなり始めのほうが辛かったです。
人と自分が違うかも…と意識しだした時。
その原因がいまいちハッキリしない時。
姿が見えない敵と戦っているような不安がありました。
敵の正体が分かって、
一緒に悩みを分かってくれる人ができて、
やっと前向きになれた気がします。
(私、けっこう根暗なのでぷーどるさんや、皆さんを見習わないとですね)
きっとこの30年の間に、私が想像できないような出来事もあったと思いますが、
今が穏やかな気持ちだと書いてあって、
私までなんだか嬉しくなってきました
でもそれは辛い・しんどい体験をたくさんされてきたから、
ちょっとやそっとのことじゃ、動じなくなったんじゃないかな。
そして、辛いことの中にも、身近な幸せを感じられる境地に至ったんじゃないかな~って思ってます。
ぷーどるさんの文章が優しいのは、
酸いも甘いも噛み分けた大人だからなんですね、きっと。
(年齢的なことを言ってるんじゃないです!念のため)
なーんて分かった風なことを書いてますが、
私は「聴こえにくくて辛い」という気持ちを、「自分かわいそう」方面に持っていきがちですが、
他者の気持ちに共感できる強さや優しさに変えていきたいな。
そんな風に感じました。
がんばりま~す
防衛本能だけじゃなくて、助けようという本能もあるという言葉。
素敵ですね。
いい言葉過ぎて、手帳に書いちゃいました♪
それと、相互リンクありがとうございました♪
今日も同じ時間にパソコン見てるっぽいですね!
確かに、音声信号は基準を統一してくれないと、それを頼りに歩行してる視覚障害者にとっては切実な問題ですよね。
いつの時代も、行政というのは、「理屈どおり」には行かないもの・・・じれったいばかりですね。。。
こちらのブログは、認証数字が非常に見やすいので、2回入力でも特に苦になりません。
場合によっては、すごく崩した「かな数字」の認証数字のやつってあるじゃないですか。
まるでダイイングメッセージみたいなヤツ。
あれは、僕にはもうお手上げです。
ほとんど判読できません。
お粥って、ダイエットにも胃腸にもいいし、色んなバリエーションがあったらいいなぁ、と思ってるんですよね~。
もしかして、お粥系はあまりお好きではないのかな?
ぷーどるさんの好きな食べ物・嫌いな食べ物は何ですか?
>みみべ~さん
いえ、たいした用事ではないので、また次の機会にしようと思い、消したつもりが、誤ってそのまま投稿しちゃいました。
ズビバゼン"…(^^;
あ、それと、どうやらこちらのブログ、全角で認証数字を入力すると、一発で投稿できるみたいですね。
(上のコメントがそれで投稿できたので、逆に内容の確認ができなかった、というワケで・・・)
同じですね~。すごくよくわかります~。
>敵の正体が分かって、
一緒に悩みを分かってくれる人ができて、
やっと前向きになれた気がします。
そうです、そうです。
ホント、私もそうでした。
>今が穏やかな気持ちだと書いてあって、
私までなんだか嬉しくなってきました
そんな風に言ってもらえると有難くて泣けてきますよ~
ありがとうね。
私もね、若いころは「私ってかわいそう」って思いましたよ。
自分が中心で、自分が悲劇の主人公になっちゃってたんですね。
>他者の気持ちに共感できる強さや優しさに変えていきたいな。
そうですね~~。
みみべ~さん、若いのに偉いわ。
そんな風に考えられるようになれたら素敵ですね。
ところで、ホント今日も同時間にパソコンの前に座ってましたね。
お互い主婦ですから行動に共通点があるのかも(笑)