ぱらみかのひとりごと

アンテナをちょっと立ててみると、
面白いことって転がり込んでくるのね。

『手紙』

2006年06月06日 | books
数日間山ごもりしていた間に読んだ本。
途中でやめることができず、一気に最後まで読み終えてしまった。
新聞に連載されていたけれど、
毎週読んでいた人は次の展開が気になって、
さぞかし苦痛だったことでしょう。

最後に取った弟の選択、
それを理解した兄の心中、
読み終わった後も、
何度となくラストシーンを思い出しては
切なくて胸が押しつぶされそうになる。
ひとつの犯罪で不幸になる人がなんと多いことか。
被害者と加害者だけではないことを改めて思い知る。
今あやうく道を踏み外しそうな人へ、
この本が目に触れるといいのに。

ああ、やっぱり、
これって映画化されるのね。
今、表紙の帯を見て知った。

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