こんばんは。
今回は過去に直した事例になります。
エンジンを切ったり点けたりする時に動いてくれる超便利な電動チルトなんですが、どうやら30セルシオのチルトはよく故障するらしく私のも例に漏れず故障し動かなくなりました。
私の場合、チルト側より先にテレスコピック側が故障しました。
少し動いたら「キュッ」と音がして止まり、メモリしている位置まで動かずうんともすんとも言わなくなるんですね。
電動格納機能は診断機を繋いでオフに出来るのですが、個人的になくてはならない機能だったのでモーターを交換することに。
チルトとテレスコピックモーター、各22000円です…。
高いよ~マジでww
ネットでは分解掃除すれば直るかもとのことでしたが、この手の部品は経験上新品交換に限るので迷わず新品を調達しましたが、値段で血涙ですよw
そしていざ交換なのですが、当時(4年前)みん○ラをやっていたにも関わらず内装をバラす写真をほとんど撮っていなかった為、いきなりこんなにバラした写真しかありませんでした…(汗)
こちらです↓
簡単に文章で書くと、まず足元の照明が設置してあるパネルのネジとクリップ(だったと思う)を外して、足元エアバッグも取り付けネジを外し(エアバッグ暴発の可能性があるのでバッテリー端子を外して、かつ細心の注意を払いましょう)、ハンドル右側のミラー調整スイッチを内張り剥がしで外し、ハンドルを90度回すと根本にハンドルカバーのネジが現れるので外してカバーを二分割→知恵の輪みたいに外してやっとここまでバラせると思います。
うろ覚えなので違うかもしれませんが、その際はネットに情報が載ってるので調べて下さいw
ハンドル根本のカバーは、チルトを目一杯下に下げた状態の方がやりやすかったかと思います。
なので、私は電動格納機能をオフにしてからエンジンを切り、バッテリー端子を外してからやりました。
診断機は持ってませんが、診断ソフトと接続ケーブルがセットでネットにあったので、それを購入してノートPCにインストール→車と接続して電動格納をオフにして交換しました。
そしていざ交換して試運転したものの、なぜか新品なのにまだテレスコピック側のみキュッっと言って動きが止まります。
これには本当に困りました。
ネットで調べてもなかなか情報が出て来ず、調べに調べまくった結果軸受部品の破損?という可能性に辿り着き、また自分でカバーをバラし中身むき出しの状態まで持っていき確認すると、予想通りでした。
写真の赤丸部分になります。
テレスコピックモーターがこの長ネジを回し、中にナットのような物が入っていてハンドルごと押し出したり引いたりする機構になってます。
このナットを包んでいるプラスチック状の軸受部品が摩耗して抵抗が増え、安全機能が働くのか自動でストップしているようです。
キュッと言う音はここからしていました。
外してみるとこんな感じ↓、ボロボロですね。
こんな力がかかる所に摩耗してボロボロになるような材質を使っているのはどうかと思いますが、原因が分かったので単品で購入。
ちょっと部品名は忘れましたが、長ネジに付けるナットのような部品に黒い軸受部品と、モーター取り付けのハトメ?のような部品(茶色いやつ)は本来外すと再利用不可になるとのことなのでついでに購入。(私は普通に壊さず外して再利用してましたが)
合計800円、これはさすがに安いです。
なんかミニ四駆のパーツみたいですねw
軸受を取り付ける際、中にモリブデン系グリスが塗ってあったのでだっくだくに塗布。
前後に動くハンドル本体のシリンダー部にも切れかけのモリブデン系グリスの痕跡があったので、こちらは適度にグリスアップ。
この時は自分で交換しましたが、正直めんどくささMAXだったので次もし故障した時は車屋にやってもらうかもしれませんw
おとなしく工賃5000円ぐらいを払った方が、タイムイズマネーの理論で言えば安上がりなぐらい時間と労力がかかりましたw