お正月の定番になっていたものだったが、ここ、数年叔母が厚焼き玉子を送ってくれるので
作らずじまいだった。
妹がここ二日ほど家に泊まり、過ごしているので、玉子焼き好きの妹なので作ろうと思い立った。
なぜ心臓焼なのだろうと・・形でもなさそうだが、形なのだろうかやはり。
途中に写真を撮ったところ、あまり気持ちいいとは思えない様相に、内蔵みたいだなと。
作業には40分はかかるだろうか。
スプーンで汁を掬い、上から吸い込ませることを何度も繰り返すのである。
ある程度、汁がなくなると、ひっくり返さなくてはならない。
それが結構技術を要する。
いや、大きな皿を要するというか・・。
ひっくり返してからも数分照りが出るように掬っては掛けを繰り返す。
この心臓やきは大胆なほどの量の玉子と砂糖が使われる。だから出来上がりは結構深い甘い味である。
玉子10個、砂糖大さじ山盛り5杯、酒100cc醤油大さじ3だし汁300cc ごま油+サラダ油 計大さじ3 焼き用として大さじ3のサラダ油である。
生地を流しこんで1分はそのまま、次に底から手前から向こうに静かにかき寄せる。8分通り玉子が固まってきたら、その塊を押し付けるように半月形にする。弱火で出しを煮詰めつつ掬っては玉子にかけて吸わせることを繰り返す。
今回の出来は、まあまあだった気がする。ひっくり返す時点で焦るのだが落ち着いてできた。
でも、途中の写真が気持ち悪い。
切り分けたものは半分量である。
この心臓やきに出会ったのは、7年ぐらい前になるだろうか。
初めて、辰巳さんの本に出会って作ったものだった。
その頃は大変難しいと思っていたが、慣れてきたのか、恐ろしく時間のかかるただの玉子焼きだという平常心で作れるようになった。
出しをとるところから焦っていたと懐かしく思う。
こんな年齢でも成長するものである。
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