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a green hand

いろいろありすぎ・・

スイスを思い起こしているうちに、ぎっくり腰につかまってしまった。
ずっと逃げていたのに遂に・・。

悪いことには、恒例の二泊三日の従兄弟と兄弟7人の旅行を4日後に控えていた。
しかも私が計画を担当していたためスイスへ行く前から気にかけていた。
なんとしても行かなければ、治さなければの強い思いから、医者嫌いの私は、肝を据え、猫年のTさんが薦める鍼治療へと出向いた。

中学の頃でさえ予防注射が怖く逃げ帰ったのに、この責任の強さというかなんというか。

4日後に旅行を控えてるというと「う~ん厳しいな・・」とA先生。
緊張のあまり、肩は凝る、疲れる。針は我慢できたが、何だかわからない痛みをとるという最後に熱くなる治療には「熱い時は熱いといってください」というから熱いと訴えても、結局は熱いというところまで行く。
なんのために熱かったら熱いというのかと疑問に思いながらも我慢していた。

二日目には、今回の旅行には行けそうにない気がし、これで行けなかったら皆に申し訳ないし、夫も気の毒と思い、最悪の状況を想定し、東京に住む娘に電話した。
土曜日は何とかなると言う。

しかし、「お母さん車椅子もあるよ」と冷たい。

それでも二日目のホテルも予約してあるし、なんとしても治らないといけないと自分に強く言い聞かせた。

旅行前日にはどうやら歩けるようになったので「歩いてきましたから熱いのはやらなくても・・」と訴える。

すると、痛みをとるのなんだけどねえ、といながらも訴えを呑んでくれた。

 わがままな訴えを聞き入れてくれる鍼治療は私に合うかもしれないとその時思う。

が、恐ろしいことに、どんな機器を使い、針はどれほどの太さのものを射すのか、最後に腰に鍼の束のようなものでジャガジャガするのはどんなものなのか、一切私には見えていない。
「どれぐらいの針なのですか」と聞いても、僕は太い針は使わないんだと答えてくれただけ。
見せてくれる言われてもきっと見る勇気も出なかったと思う。

気をつけて行ってきなさい、車の姿勢が一番悪いから、乗り降りには気をつけるように、帰ってきたらもう一度来なさいといわれた。

そんなこんなで冷湿布をし、コルセットをしての出発だった。

千葉の叔母の家に行き、そこから、第一日目は「シルク・ドゥ・ソレイユ」鑑賞。
会場まで電車を乗り継いだ。

想像を絶するサーカスだ。
フロントビューチケット13,500円と奮発し、二月前にネットで予約しておいた。

常設のサーカス会場「ゼッド」、凄いの一言!
サーカスでも動物が一切出てこない。

音楽、照明、舞台装置、衣装、アクロバットの凄さが言語を絶する。
アクロバットとエレガンスの絶妙な融合だ。

見てみないとその芸術性はわからないと感じた。

行く前に、何度もネットでその様子を視聴したが、実際に目にした「シルク・ドゥ・ソレイユ ゼッド」はそれと結びつくのは容易でなかった。

昔からサーカスと言えば、空中ブランコや綱渡り。
その通りだが其の比は想像を絶する、神業である。

ピエロが二人出てくるが、言葉は英語でもロシア語でもスペイン語でもドイツ語でも他のどの国の言葉でもない、「シルク・ドゥ・ソレイユ語」ということである。

今回、シルク・ドゥ・ソレイユ一周年記念ということで、栞のプレゼントが付いていた。
ワイヤーやリボンを使ったアクロバットの優雅さ、常設の舞台は天と地と其の空間で起こる同時のショウー。
時にはどこを見ていいのかわからないほどそれぞれが魅力的。

フロントビューだからまあ良かったが舞台前方の席ならヒヤヒヤ感はきっと肝をつぶすにちがいない。

一日目、腰は気になるが無事すんだ。

千葉の叔母の家に帰り、全員で1泊した。
叔母は布団を6組借り入れ、対応してくれた。

二日目、笠間日動美術館と焼き物めぐり、そして袋田の滝へと向う。
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