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連日の猛暑日に、東京でのコンサートや美術展の予約をしておいた事を後悔した。
けれども日にちが迫ってくると、身体も気持ちも前向きになってきた。
若かったならワクワクしてその日を楽しみに待つのだろうが、いつのまにかワクワクよりハラハラ感が優ってきた。
長く続く猛暑のせいだ。
いつものように妹に母をお願いし、安心して出かけた。
姉妹の仲が悪かったならこんな融通もきかないのだと、感謝した。
日帰りもできた「読響の3大交響楽」だったが、年齢も自覚し、ホテル一泊にした。
読響は、好きなオーケストラであったが、指揮者は知らない若い人。
普通に音楽大学出身ではなく、慶応卒業という異種。
最近の若い人には「異種」という魅力があるからおもしろい。
指揮者 坂入健司郎
3大交響楽 未完成 運命 新世界 を見事に振った。
今回、最後列のチケットを買ってみた。
正しくは最後列から2番目である。
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遥か遠く下方に見えるステージ。
大ホール収容人数1999人である。
満席であり、2000人の人の流れは壮観である。
池袋にある東京芸術劇場は夫は2度目、私は3度目である。
双眼鏡を持参した。w
一人一人がよく見え、音もきれいだった。
おかしなことに一泊をすると決まると、2日目は娘と待ち合わせ、サグラダ・ファミリア展まで観ようと欲が出てきた。
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週末の模様し物は、混雑していた。
特にサグラダ・ファミリア展は、予約チケットで入場時間も決められていたが密状態であった。
まだ余韻が覚めやらない上京後2日目に入院中の夫の姉が急逝した。
言いようのない淋しさを抱えて今に至っている。