神戸のシステム屋ブログ

神戸のソフトウェア開発会社。Access製システムの開発&メンテナンス、Webサービス構築に関する事をつづります。

ISBN13桁時代への対応

2006-11-29 | システム開発
2007年1月から、ISBNが13桁に拡張されます。

■ISBN(国際標準図書番号)規格改定等について お知らせ
http://www.isbn-center.jp/whatsnew/kikaku.html

■13桁ISBN“国内標準ガイドライン”追補版
http://www.isbn-center.jp/whatsnew/guideline060424.html

ISBNとは、本の後ろに表記されているバーコードの事です。
ISBNが13桁になるとどんな影響があるのでしょうか。


ガイドラインを要約すると、

 ・2007年1月以降発売の『新刊本』は、13桁とする。

 ・既刊本は、改装や重版の際に13桁化を行うよう【努力】する。

 ・輸出本は、すべて13桁化を行う。


とあります。ガイドラインでは「光学読み取り機の読み取り基準を厳守する事」とあり、
バーコードは変化ありませんので、「流通上の支障は無い」としています。

つまり、「10桁と13桁のISBNが混在するけど、流通上のインターフェイスに問題は無い」としており、
個々のシステムにおいては論旨されていません。

しかし、今発売中の本が重版され、13桁のISBNになった場合、書店には、旧体系のISBNと新体系のISBNが混在し、そのまま管理するとデータの重複が起こったり、ISBNの不一致が起こり、商品マスタが無い事になると予想されます。



では、アマゾンはどうなのでしょう?
アマゾンでは書籍のASINコードはISBNコードと同一です。ASINという商品コードにおいて、同一の商品が10桁のキーと13桁のキーが混在するわけです。

この件について、アマゾンは2006年9月28日に、
「amazon web services DEVELOPER CONNECTION」というWebサイト上で開発者からの質問に対して回答しています。

■2007年からの和書のASINについて
http://developer.amazonwebservices.com/connect/thread.jspa?messageID=44865

要約すると、
 ・認識しているが、どうするかは検討中

という事のようです。10桁、13桁どちらで問い合わせても支障がないようなAPI仕様にしてもらえば混乱が無くてよいですね。


というわけで、ISBNをキーとして扱う以上、内部的には、10桁か13桁に統一して管理し、
入出力部分でISBNの10桁化、もしくは13桁化を行ってから処理するのが望ましいと考えます。



■システム部分の方針■


既存ISBNでのやり取りが、まだまだ今後も行われると想定しています。
よって、当面は内部的にすべて10桁ISBNで管理し、13桁のISBNも入力段階で10桁化してから処理します。これで内部の整合性は維持できます。

10桁と13桁の使い分けの切り口を考えると、発売日が2007年1月以降の商品に関して13桁とし、それ以前のものは10桁で行うしか無いと思います。
ISBNの出力のインターフェイスにはそのような考慮を行う必要があるかもしれません。

また、アマゾンをはじめとする大手がどのようなインターフェイス仕様とするのかにもよります。外部インターフェースの設計はこれら大手といかに連携できるかが重要かと思いますので、現在のところ、内部10桁化で様子を見るのがベストでしょう。



もし内部を13桁に切り替える必要性が出たとしても、なびコミはISBNの13桁に対応していますので、いつでも切り替えは可能です。

蛇足ですが、なびコミでは本の定価を税抜きと税込み両方を管理していますので、
将来の消費税率変更にも即座に対応できます

将来を見据えた設計も、なびコミが最新のシステムとしてのこだわりです。



なびコミのご試用・詳しい資料をご希望の方はこちらまで。
http://www.navi-comi.com/otoiawase.html

有限会社パーツ SAKINAGA

略語(俗称)によるコミック検索を可能にする

2006-11-07 | システム開発
有限会社パーツの崎永です。

マンガ喫茶向けコミック検索システム『なびコミ』の開発裏話や、マンガ喫茶向けシステムへの強いこだわりをお伝えします。

今回は、
   『略語(俗称)によるコミック検索を可能にする』
をテーマにお届けします。


『なびコミ』における柔軟なコミック検索を実現する要因のひとつとして、略語対応が挙げられます。

例えば、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
この名称をコミック検索で入力されるお客様は稀ですし、入力されるにしても一苦労です。

この作品は通称「こち亀」で通っており、こういった略語(または俗称)でも『なびコミ』は検索できます。ちなみに、「こちかめ」でも検索できます。

「遊☆戯☆王」についても、『なびコミ』では作品のテイストを崩さないよう、☆印入りで表記していますが、「遊戯王」でも検索にヒットするように対応しています。

「北斗の拳」も原作者である「武論尊」や「ぶろんそん」で検索できます。
他にも「ドーベルマン刑事」「覇-LORD-」「HEAT-灼熱-」「strain」「蒼天の拳」といった作品が「武論尊」で検索可能です。


こういった略語や俗称、原作者名によるコミック検索への対応は、システム開発会社である弊社で行っているのではなく、コミック卸しのミネルバ書店や、コミックのネット販売のアーカムブックスといったプロの業者の手により管理されています。

コミック検索はシステムだけではなく、マスタもそれ以上に重要です。

次回は、『なびコミ』に使用されている最強のコミックマスタについて、詳しく触れてみたいと思います。


なびコミのご試用・詳しい資料をご希望の方はこちらまで。
http://www.navi-comi.com/otoiawase.html

入力に悩まない検索欄の実現

2006-11-02 | システム開発
有限会社パーツの崎永です。

2006年の9月に、マンガ喫茶向けASPサービスといたしまして、コミック検索・発注システム『なびコミ』をリリースいたしました。
http://www.navi-comi.com/


開発に際していろいろなこだわりや苦労、またお客様からいただいたご要望を取り上げていきたいと思います。ご要望対応やこだわりの強化を積極的に行い、業界最高のサービスに育てていきたいと考えています。

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開発は試行錯誤の連続です。
もっとも一番最初にこだわったのは、パソコンに不慣れなお客さん達でも直感で検索できる操作性です。
画面上に「あ い う ・・・」といったボタンを配置するのもひとつの手ですが、画面がそれだけでいっぱいになってしまいますし、逆にパソコンに慣れたお客さんはそんなものを使わないので、やりたくありませんでした。

作者、出版社、タイトルで入力欄を分けるのもしたくありませんでした。
漢字名称とカナ名称の欄を分けたり、まして「カナは必全角ずカタカナで記入してください」と制限するのは論外です。

何も考えないで、頭に思いついた断片的なキーワードを入力することで検索できる、
そんな検索欄に強くこだわりました。

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ポイントを整理しますと、
■漢字・ひらがな・カタカナを意識しない検索を可能にする。
■複数の単語を指定できるようにする。
■間に「・」や「☆」や「=」などの記号があってもなくても検索を可能にする。
■出版社・作者・タイトル・掲載元と何を入れても検索にヒットする。

そして、もっとも重要なのが、

■略語や特殊キーワードによる検索を可能にする。

という点です!
この点については次回、詳しく触れてみたいと思います。


なびコミの試用・詳しい資料をご希望の方はこちらまで。
http://www.navi-comi.com/otoiawase.html