ぼちぼちいきましょ~中咽頭がん&乳がんブログ

女性には少ない中咽頭癌と乳がんのダブルパンチ!
とほほ...ながらも毎日なんとかやってます

ゴキブリと幽霊

2013-11-13 20:44:34 | 日記
入院中の出来事。

放射線治療中は喉に痰が溜まって夜中に何回かうがいをしに行ってた。
ある夜も、うがいに行ったら床にゴキブリがいた。
ミルクチョコ色でまるまると太っている。
今まで見た事がないくらいにデカイ!

こいつ・・・ホテルオークラの残飯をあさってこんなに太りやがったな・・・
ホテルで食事ばっかりしてるでっぷりと太ったマダムの様や・・・

マダムは私の存在に気づいてないのか私にデカイお尻を向けたままジ・・・っとしている。
私もマダムを目の前に動けずにいる。

もしこのままうがいをしてる時にこいつが足の上とかにサササッっと乗ったら気絶もんやで・・
どうしよ・・・捕まえるのも怖いし・・・

しばらく目ヂカラで追い払おうと睨んでたけど、私のうつろな目に力は無く、マダムは追い払えない。

しかしこいつ、1ミリも動かないし。
太りすぎて身体が重いのか?

その日はちょっと離れた所でうがいをしてそのままマダムを置き去りにして部屋に帰って寝た。

2~3日後、またうがいをしに行った夜、今度は壁に・・・!!
この色、このデブさ加減は、、マ、、マダム!!

マダムは私の病室の廊下の壁にへばりついていた。

このまま逃がすもんか!とナースステーションに駆け込んだ。
ガラス越しに「ゴキブリーー!!」と口パクで叫んだら看護師さんが3人出て来た。

「めっちゃでかいゴキブリがいるねん~!」
「わかりました。退治します。ちょっと待っててください」

私はマダムが逃げないように一足先に現場へ行って見張っていた。
しばらくして看護師さん達がやってきた。
3人共軍手をして1人は長いホウキを肩に担いで、1人は殺虫剤を持って、ひとりはちり取りとタウパー紙をいっぱい持ってやって来た。

「後は私たちに任せて、ねこさんはもう部屋に戻っててください。」

その後、看護師さんの押し殺した悲鳴と同時に殺虫剤を掛ける音とほうきで壁をバンバン叩く音が響いて来た。

どんだけ叩いとんねん。
そんな壁叩いたらみんな起きるやん

と、ドキドキしながらも心の中ではめっちゃ笑ってた。オモロすぎる・・・
そしてもう一回押し殺した悲鳴と紙のカサカサした音がして戦いは終わりました。

マダムは召された模様です。

と、思っていたら後日また丸々と太ったミルクチョコレート色のゴキブリトニーが男子の病室にのそのそと入って行くのを目撃しました。

なんや、ここのゴキブリはみんなデブってるんやん・・・・

以上、ゴキブリ目撃談でした。

幽霊目撃談はまた今度。