グレイパールという名前から想像する色彩とは、少し...もしくは「かなり」違いますよね。
開花が進むと、外側の花びらは淡い淡いラベンダーカラーを帯びてくるのです。
それでも、中央の少しオレンジ色を帯びたベージュは「グレイパール」の名前のイメージとは
違うように感じます。
バラ苗が紹介されている記事を見ても、「ベージュ系グレイ」というような微妙な表現を
使われる不思議な色味ですね。
もしかしたら、その不思議さもグレイパールの魅力の1つなのかもしれません。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+薔薇の園2021 * 36 * グレイパール * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
グレイパール 1945年 英国 Samuel Davidson McGredy III 作出 | |
1945年に作出された薔薇ですが、当時はヨーロッパでの 評価は高いとは言えず、時には奇妙な色彩と言われたりも したそうです。 ヨーロッパでの低評価にもかかわらず、アメリカでは 高評価を得てメタリックタッチの色彩は話題となり、 後の紫系の薔薇たちの交配親としても人気が高まり、 遺伝子は今も数多くの薔薇たちに引き継がれています。 誕生から半世紀+四半世紀を経た今も、 メタリックな色調の魅力は多くの人々を魅了し続けています。 | |
生田緑地ばら苑では、「グレーパール」と表記されて いますが一般的には「グレイパール」と表記するようなので、 記事の中では「グレイパール」に統一しています。 |
グレイパールを生田緑地ばら苑で撮影したのは、3年前の10月です。
おそらく、グレイパールの色彩の魅力をご紹介する自信が全然持てなくて、しまい込んで
しまったのだと思います
今の私は、薔薇たちをご紹介するにあたって自信が持てるとか持てないとかを考えたりすることは、
もうほとんどないような気がしています。
年齢を重ね、病を経ることで心の中には少しずつ変化していくものが増えていくように感じています。
今できることは、今しましょう...そんなシンプルなことも日常的に心がけるようになりました。
できないことへの執着も、次々と捨てるようになりました。
その代わりというのも奇妙ですが、できることは全力ですることを心がけています。
自分の中に生まれてくるささやかな変化を愉しみながら...そんな風に笑顔で過ごして行きましょう。
それが今の私です。
新しい変化を次々と柔軟に受け止めて、日々を愉しみたいと思っています。
花々は、会う度に違う表情で私たちを愉しませてくれます。
グレイパールも、思いもよらない表情で私を驚かせてくれる日が来るかもしれません。
そんな出会いを大切に愉しみにしながら、バラ園散策を続けたい私です。
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