早朝散歩で歩く緑道に、私が知る限り1本だけ育っている西洋人参木。
6月下旬から9月下旬頃まで、小さな薄紫色の花が咲き続けます。
花の時期が長いので、開花した花たちは順番に結実していきます。
今朝は、花と実、両方の撮影ができて、何とはなしに嬉しい気持ちになりました。
小さな小さな花で、少し地味な印象ですが... 甘い香りも漂い、私の好きな花の1つです。 蜂たちにも大人気なように見えます。 | |
小さな小さな花の1つずつが結実していきます。 | |
百日紅の樹を背景に、丈高く伸びる姿が印象的でした。 庭木としても人気のある木だそうですよ。 | |
優雅な曲線を描いて伸びていく様子も素敵です。 南ヨーロッパから西アジアの地中海沿岸で育ち、 日本には明治時代に渡来したそうです。 葉の形が朝鮮人参に似ていることから名付けられたそうです。 来歴から名付けられているのですね... もう少し優しい名前でもいいような気もする私ですが。 |
西洋人参木との初めての出会いは、3年前の初夏でした。
手術を控えて術前検査のために通院する日々...検査と検査の間に時間が空くと
看護師さんたちが、気分転換に院内の庭園を歩いてみたら...と、勧めてくださいました。
確かに、気持ちが少し切り替わっていく素敵な時間を過ごすことができました。
初めてみる素敵な木を見つけて、見とれていたら小さな名札に「西洋人参木」と記されていて、
木の全体から漂ってくる甘い優しい香りとセットになって、私の記憶に残りました。
昨年の初夏に、緑道で西洋人参木と出会った時には、懐かしいような気持ちで眺めました。
3年前に少し不安な気持ちにもなる私を、優しく励ましてくれた思い出の木と、再会したような
そんな気持ちになりました。
最近、緑道に隣接するカフェの庭にも、西洋人参木の鉢植えがあることに気づきました。
当然ですが、早朝散歩の時間にはカフェは閉店中...ですけれどね。
愛らしくこじんまりと鉢植えになっている西洋人参木にも、心惹かれている私です。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
真に平和な世界を築くことができますように...
曇り空の朝、晴れ間が見え始めています。
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