Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

薔薇の園 * 2020 * Vol.53 * エリナ * 生田緑地ばら苑 *

2020-09-16 | 薔薇の園







柔らかい印象のクリームイエローの花びらが光を集めているようにも見える
大輪の薔薇エリナ...
通り雨の後、煌めくような雫を宿している花姿は、おっとりとした品のよさを
感じさせてくれます。

エリナは、2006年に日本で開催された世界バラ会議で栄誉ある殿堂入りに選ばれた薔薇です。
この年には2つの薔薇が殿堂入りを果たし、もう1つの薔薇の名はピエール ドゥ ロンサール...
ピエール ドゥ ロンサールが大人気で注目を集めたために、エリナの知名度はやや低めなのだそうですよ。

生田緑地ばら苑を訪れると、春も秋もご機嫌うるわしく私たちを出迎えてくれるエリナは
品のよいマダムのように、おもてなし上手な華麗な薔薇ですよ。


゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2020 * 53 * エリナ * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜




エリナ
1984年 英国 ディクソン社作出









この日、丘の上のばら苑の上空は雲の移動が絶え間なく続いて、通り雨の後に陽射しが戻り、
安心するとまた雨模様...そんな繰り返しでした。
雨宿りしながら雲が切れたら撮影を繰り返していたので、美しいエリナさんの画像の数も少なくて
ブログにアップする機会を失っていました。

煌めく雨の雫を宿して、微笑むように咲くエリナ
薔薇の花びらに付いている水滴は、風に吹かれても手で揺すっても落ちないのですよ。
「花弁効果(Petal effect)」と呼ぶそうです。
蓮の葉の上の水滴が、コロコロと動く姿と対比させて語られることが多いのです。
こちらは「ロータス効果(Lotus effect)」と呼ばれています。
薔薇の花びらには、親水性と疎水性を合わせ持つ超撥水性があり、
蓮の葉には超撥水性のみがあるから...とのことです。
植物や昆虫や鳥類などの特性を私たちの生活に活かす工業製品などの開発を進めている
技術がバイオミメティクス(biomimetics)。
生体のもつ優れた機能や形状を模倣して、工学・医療分野に応用する生物模倣学だそうです。
私たちの生活の中にも、薔薇の花びらの不思議な機能をいかした製品がいろいろあるのですね。



新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように... 


 生田緑地ばら苑で撮影したのは、2017年10月31日です。


 生田緑地ばら苑のご案内です
    首都圏における新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大に伴い、利用者の健康と安全面に配慮し、毎年5月に実施している春の一般開放は中止となりました。
 

 一雨ごとに深まりゆく秋...ですね。



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