うれしいおみやげ＠小石川植物園 * ２ *

順序が逆になってしまいましたが、小石川植物園に入場したときの
お話です。

入場券を自販機で買って、窓口で半券を切ってもらい、入ろうとすると
大きな籠に、つやつやとしたかりんがどっさりと入っていて、
「ご自由にお持ち帰りください」と貼り紙が出ていました。

園内には、かりんの林がありますから、毎年たくさんの実がなるのだそうです。
園内の植物や木の実を勝手に持ち帰ってはいけない、という規則があるので
植物園のご厚意で、「ご自由に．．．」ということなのでしょうね。

窓口の女性が、「お部屋に置いておくと、いい香りがしますよ。」と
お声をかけてくださったので、ご厚意に甘えて２つ戴いてきました。

今年はまだ、はちみつ漬けを作っていませんでしたから、タイムリーな
贈り物を思いがけずに戴いたような気分になりました。

	数年前に訪れたときには、正門の斜め向かいの 　小ぢんまりとしたお店で入場券を買いましたが、 　今回は、門の中に券売機ができていました。 　お店には「入場券は正門で買えます。」と 　貼り紙がしてありました。
小石川植物園は東京大学大学院理学系研究科の附属施設です。
	面積は、１６１，５８８㎡（４８，８８０坪）という広さです。
入場券には、明治９年に加藤竹斎によって描かれた 　「植物園一覧図」がプリントされています。
	辺りに、いい香りが漂っていました。
園内のカリンの大きな樹々には、まだまだたくさんの 　実がなっていて、今にも落ちてきそうでした。 見上げて撮影しているうちに、首が痛くなってきそうな 　背の高い樹です。
	もし落ちてきたとしても、拾わずに放置しましょうね。

帰り道でも、ずっとバッグの中から甘い香りがしてきて、
ほんのり幸せな気持ちを味わいました。

帰宅してから、すぐに籠に入れて食卓の上に置きました。
今も、甘く爽やかな香りが漂ってきます。　


　小石川植物園の公式サイトです


　花梨（かりん）について