百日紅（さるすべり）の花の不思議.。.:*・゜

百日紅（さるすべり）の花は、緑道沿いに限らず、あちこちで見かけます。
ピンクの花びらには細かいフリルがたっぷり．．．遠くから眺めるのと、すぐ近くで見るのでは、
かなり印象が違います。
早朝散歩で歩く緑道沿いにも、緑道目指して歩く道沿いにも、ご近所の庭木にも、時には街路樹にも．．．
夏から秋にかけて「百日紅」の名前のとおりに次々と咲き続ける花です。

今朝、緑道で出会った百日紅の花は、遠目にも黄色い雄しべが色鮮やかで、近づくに連れて．．．
雄しべが気になって気になって、まるで吸い寄せられるように近付いてしまいました。
蕊を中心にして放射状に広がるフリルたっぷりの花びらが集合体となって、１輪の花なのですね。
何十年も、深くは考えずに眺めていたことに気づきました。

	帰宅後、百日紅について調べてみました。　 百日紅の花は、６枚の花びら、長い雄しべが６本、短い雄しべが 　多数．．．雌しべの姿は見えていません。 　黄色く短い雄しべは、虫たちを誘う役目。 　長い雄しべは、やって来る虫たちに花粉をこすりつける役目。 　虫たちの身体に花粉をこすりつけるために内側にカーブしている 　のだそうですよ。 左下に見えるまんまるのつぼみに、６分割のラインが見えます。 　このラインに沿って開花するのですね。 　少数派ですが、７分割で７枚の花びら、７本の長い雄しべの 　花もあるそうです。
	花粉を虫たちにこすりつける役目の長い雄しべ。 　小さな小さな手のひらのような葯．．．よくできていますね。

緑道からの帰り道、百日紅の花が気になって、出会う度に花をじっと観察。
気になって撮影した百日紅の花が、やはり１番美しい雄しべを持っていたと思います。　


新型コロナウイルス禍の収束の日を、１日も早く迎えることができますように．．．
真に平和な世界を築くことができますように．．．


　百日紅（さるすべり）について


　散歩中は、うっすら曇り空で助かりました。