生きづらい私のこと 自閉症グレーゾーンの人生行路

アスペルガーっぽい私のこれまでのこと、そしてこれからのことを自己分析しながら書き記していきます。

自分らしく生きたいけれど

2018-06-30 22:00:48 | いろいろ
 人生論的な本を読むと、「自分らしく生きる」、「ありのままの自分を大切にする」といったことが書かれていることが多いです。私もその通りだと思います。
 ただ私にとっては現実にはなかなかむずかしいです。社会生活を営まなければいけない限り、他人の影響を受けないで、他人の目を気にしないで生きることはできません。生きるためには仕事をしてお金を得なければいけないので、少なくとも仕事を通じての他人とのかかわりは避けられません。職場においては自分と一般の方との差異をどうやって埋め合わせるか、自分の障害的特性をどうやって取り繕(つくろ)うかといったことに精神的なエネルギーを使わなければなりません。
 自営業自由業的な仕事をしていたことがあります。その時は、ある程度、自分のやり方や考え方にもとづいて、自分のペースで仕事ができました。その点で精神的には恵まれていました。ただやはりお金を稼ぐというにはむずかしさがありました。
 年齢的にもまだしばらくは仕事をして生きなければなりません。少しでも自分らしくあることのできる働き方を考えたいです。

整理整頓が苦手

2018-06-29 18:38:29 | 私の特性
 整理整頓をするのにそれなりに意識的な努力を必要としています。そうでないと室内はかなり混乱した状態になります。パソコンの中もけっこう雑然としています。インターネット上で興味を持った記事があればあまり系統的に整理することを考えないで次々と保存しています。

収集癖

2018-06-29 18:34:58 | 私の特性
 美術館・博物館での展覧会のチラシ、映画のチラシなどを持ち帰って保存する習慣があります。新聞の切り抜き、図書館で借りた本や雑誌の一部をコピーしたものも増えていきます。経済的な余裕があれば、もっとたくさんの本や雑誌を買っているでしょう。紙に印刷されたものに惹かれて収集する性癖があるようです。

心理検査を受けてみると

2018-06-28 21:54:17 | 私の特性
 数年前に、ある精神科診療所で心理検査を受けました。面接では、対人関係で困難を感じるということや、「要領が悪い」、「気が利かない」と言われることがよくある、といったことを手短に説明しました。検査を受けてみて、面接や心理テストだけでは私の本当の姿は見えてこないだろうというのが正直な感想でした。
 結論としては、「アスペルガー症候群の特性は持っているが、障害者と言えるほどのものではない」ということでした。
 参考までに手渡された所見の一部を引用しておきます。
「・・・相手の気持ちや行動を予測する課題が苦手であったことから、対人場面でのやり取りは1つ1つ経験した場面を知識として記憶し、活用してきたのではと思われます。・・・その苦手さが困りごとにあげていた対人関係の緊張につながっていると推察されます。
 自分の枠組みと相手が考えていることに相違が生じやすいため、周囲に何をしてほしいか具体的に指示してもらうことが負担の軽減につながると思われます」
 ある程度は当たっているとは思いますが、私の生きづらさはこれだけではありません。
 記憶や思考機能によってなんとか自分の障害的特性を補ったり隠したりしながら生きてきたように思いました。もし私の知的能力がもっと低かったとしたら、今ではもっと悲惨な状況に置かれていたかもしれません。


働きづらさ(1)

2018-06-26 21:14:02 | 私の特性
 これまでの人生において、仕事に関して困難や悩みを感じることが多かったです。このブログに書いてきた私のいくつかの障害的特性が重なり合って「働きづらさ」が生じているように思います。対人関係における緊張、自分の考えへのこだわり、心理的な負担を感じやすい、体力の低さなどのいずれもが「働きづらさ」につながります。仕事それ自体による疲労だけでなく、こうした特性から生じる疲労も加わります。転職を繰り返してきた職歴を振り返ると、精神的なストレスが高まって退職につながったことが何度もありました。疲労や精神的ストレスによって心身の健康を害する不安を感じることがよくあります。この年齢まで、精神的に破たんすることなく生きてこられたのはある意味で幸運だったからかもしれません。
 私の働きづらさについてはまた次の機会に書くつもりにしています。