stm's Laboratory

エレクトーン・ピアノ講師stmの、日々の出来事、エレクトーンのお話など。浦安を拠点に活動中。

練習嫌いについて考える①

2016年07月04日 12時03分38秒 | 音楽系な話
最近、……というか
もしかしたら、いつも、そして永遠かもしれない話題です。


音楽を、言わば『習わせている』お立場の
生徒さんの、お父様お母様から

「こどもが進んで練習しない。。。」
と言うお声をたまたま何件か続けてうかがいました。

そして、これに大体続くのが…


 「練習しないなら、ピアノ嫌いなの?やめる?」と聞くと
 「楽しいから続けたい!」と言う。

  わけがわからない、楽しいなら練習しろよ!

……という流れ。(^_^;)

よーくわかります(笑)
私自身も子供の頃何度も親と上記のような会話になりました。(^_^;)




この状況に、何か打開策を見いだしたい!
せっかくの練習を、有意義に・・・
レッスンでも、いつも出来るだけ効果的な声かけができるように、と心を砕いているところではありますが、

今日は思う所を色々ここに書いてみようと思います。





まずは
どうしてこうなっちゃうのか考えてみます。


そもそも矛盾しているように見えるお子さんの言動ですが、
おそらく、矛盾はしていないんです。



レッスンで演奏を聴いていると、本当に、全く興味がない、つまらない、と思って弾いている子はほとんどいません。
(たまーにそういう、曲と人の組み合わせもありますが。こういう時は、とにかくレッスンでよくお話を聴くようにしています。大体はその曲がどうしても好きになれない、という事が多いです。この場合は私のミス!)


みんな、何かしら、弾けている喜びや、目標、何かしらの小さな感動や希望をそれぞれの瞬間に持っている事が、みているとわかります。

お子さんの場合は、自分の中の小さな感動を自覚・表現する力がまだ充分ない場合も多いので、
「なんとなく楽しい?」ぐらいしか感じてないかもしれませんが、確実にあるのはあるのです。



では、なぜおうちで練習しないか?
きっと『義務感』がこの『自覚できないちいさな感動』を上回ってしまっているからです。


練習が『義務』になってしまうのは、ご本人にとってもお父様お母様にとっても、
喜ばしいことではないのではないかと感じます。


(いやいややりながらでも達成することを美徳とする考えもありますが、
私は音楽の場合、同じ「やる」なら、楽しい、とか、何か希望があるべきだと考えています。
音楽は、【心】があって初めて成立するもの。勉強やスポーツと大きく違うところがここです。。。)


そこで、私が考えているのは
心にある『小さな感動や希望』を育てながら、
『義務感』を減らしていく方法です。


……長くなってきたので、記事を分けます。

つづき練習嫌いについて考える②




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