気の毒

昨夜、久しぶりに先輩に電話をかけた
以前の僚友で博士入学試験の準備に取り掛かるために西安に一人暮らしをしていた
そろそろ４月の試験が終わってさぞ学校で喜んで結果を待っているだろうと思ったら家にいると言われた
どうしたことかと尋ねたら今年募集生の定員が足りず、やむを得ず試験を諦めたそうだ
去年の試験に失敗してから単身赴任で西安に行って、導師の手伝いをしながら試験の準備をすると決心した
一人暮らしは辛かったが試験のためにどんなに辛くても切り抜けようとしていたのに、今更試験参加できないと言われてどうな気持ちだろう
気の毒というよりむしろ導師の悪いというほうが適当かも
あいつは前からこのことを知っているはずなのに知らない振りをしていた
定員は少ないので自分の生徒が優先するに決まっている
ぼくの先輩は彼の生徒でもなんでもない
もし試験に参加できないことを教えてあげたら誰が手伝いをしてくれる？
本当にむかつく！
もう家に帰って２０日くらいで色々な仕事を探してみたが気に入り仕事はまだ見付かっていない
５・１過ぎたら上海のある会社に行ってみたいという予定だと
電話の中の声がすこしかすれた
本当に気の毒でならない