なつゲーというお題で書いてみようと思い立ったまではいいのですが、あまり古すぎるのも困るし、と考えながらMAMEを立ち上げて目に留まったのが闘神伝2。そういえば、過去対戦格闘ネタってのはほとんど書いたことがなかったなあと。もう3回目からNESどころかPSですが。
格闘ゲームはほとんどやらない私(というか、1/60秒の世界に人々が踏み込んでしまったので諦めてしまっただけ)ですが、PS初期の対戦格闘は結構接待ゲームとして遊んでいました。
ひたすら強さを求める人と素人では差があって当然で、ストイックな設定になればなるほど勝負もギスギスしがちだった中にあって、動作の間抜けさが際立っていたのが、この「闘神伝」シリーズ。
やっぱり、あの突進系必殺技を出しながら、そのままリングアウト負けというパターンは、ゲーム史上に残る脱力COMと言えましょう。「オーロラレボリューショ・・アアアアアアアアー」というのが得意技でしたっけ。
エリス・ソフィアと2タイプのヒロインがいるのもポイントが高い。ストIIシリーズのように色気のタイプがそんなに変わらないのが数だけ居ても、というユーザーニーズを上手く発掘したのではないでしょうか。
既存の対戦格闘ゲームに上手なアレンジを施したという意味で、素人にもとっつきやすく、その後一時代を築いたPS初期立ち上げ時のゲームとして多大な貢献をしたソフトのように思えます。
ただ、シリーズとして見ると、キャラクターを増やすなどの瑣末な方向に目を向けすぎて、続編を重ねるほどに駄作化してしまったのが残念です。