1905年5月27日
秋山真之(あきやま さねゆき)
バルチック艦隊が対馬海峡に現れたという一報がもたらされた時、
「敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス」
という電信に付け加えたのが
「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」
天気晴朗というのは視界良好で取り逃がしは少ないということ、
波高シというのは訓練を積んだ日本に有利な事を意味するとされている。
「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」
を示すZ旗が旗艦三笠の艦上に掲揚された。
この旗は本来は「引き船がほしい」といった意味を持つ信号にすぎなかったが、
後がないという日本の状況をアルファベットの最後であるZにかけた。
丁字戦法、T字戦法、トーゴー・ターン の指示が発せられた。
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