あなたのわんちゃんは大丈夫??
犬の認知症の正式名称は、「認知機能不全症候群」といい、老化が原因で脳機能が衰え、認知機能などの低下で起こる病気です。
犬が認知症になると、うろうろ徘徊したり、ずっと“ぼけっと”していたり、トイレを失敗したりと...
様々なサインが見られるようになります。
「あれ??」っと思ったら獣医師に相談するのも良いかと思います。
人間も、動物も高齢化が進み平均寿命が延びたことで認知症を発症するケースが増えています。
人間の医療では認知症を遅らせる薬や治療も確立しつつありますし、動物医療においても様々サプリなど発売されています。
早く対処すれば、認知機能の低下は遅らせる事が可能となって来ています。
では具体的にどんな症状がででくるのでしょうか?
①壁や床をぼんやりと見続ける
②物や家具の間で動けなくなる
③意味なく徘徊をはじめグルグルと同じ所を回る
④夜泣きを頻繁にするようになる
⑤トイレの失敗を繰り返すようになる
⑥いきなり攻撃的になった
⑦飼い主の呼びかけに反応しなくなった 等
ではどのくらい犬の寿命が延びているのか?
ペット保険のアニコム損保が2008年~2017年の平均寿命のデータを
「アニコム家庭どうぶつ白書2019」で公表しています。
このデータを見ますと、約10年で0.7歳延びていることが分かります。
これらは、獣医医療技術の進歩や動物栄養学の進歩によるペットフードの改良、住環境の環境改善など様々な因子からペットも長生きになっているのではと考えられます。
昨今、犬の平均寿命が延び、長生きになり動物の世界でも高齢化が進んだことによって認知症を発症する動物が増えてきています。
犬の認知症の原因は、まだはっきりとはされていませんが、加齢による脳の活力低下や、神経伝達物質の減少が関係しているともいわれています。
本部愛犬ねね(高齢です)
『治療方法は??』
認知症は手術で治るような病気ではありませんが、サプリで進行を遅らせることは可能です。
※これらは、脳の修復をするものではなく、進行を抑えるための処置であり、発症前の状態に戻る訳ではありません。ご注意ください。
サプリを試してみたいという方は是非当院獣医師にご相談下さい。
当院で処方している薬、サプリをご紹介させて頂きますのでご参考にしてください。
ご注意:サプリメントです、薬ではありません「効能」は書くことが出来ません。
悪しからず。取り扱いは食品という区分になります。
各メーカーのアドレスをリンクさせてありますので詳しくはメーカーHPでご確認下さい。
①【ジルケーン】
https://zylkene.jp/
ペットは環境の変化やいつもとは違うシチュエーションで不安になることがあります。
ジルケーンはペットが環境の変化にスムーズに対応して行く為のお手伝いをするサプリです。
特長:
ジルケーンには、フランスの酪農家がこだわりの飼料で育てた牛のミルク由来の天然成分が含まれています。
母乳からヒントを得たとってもやさしいサプリメント
ミルクに含まれるタンパク質のカゼインをトリプシン加水分解したα-カソゼビンを主成分としています。
ペットの不安行動時に使用することでペットオーナーとペットの幸せのためにサポートできる製品となっております。
②【アンチノール】
アンチノールは犬猫の関節、皮膚・被毛、心血管、腎臓の健康維持を応援するサプリメントです。
高齢の犬猫にも安心してお使いいただけます。
特徴:
91種類の脂肪酸の集合体「PCSO-524」を使用
ニュージーランド政府が保護する地域の特定海域で育ったモエギイガイから、新鮮な状態で熱をかけずに抽出した脂肪酸PCSO-524は、
EPAやDHAなどのオメガ-3脂肪酸を含む91種類の脂肪酸の集合体です。
PCSO-524に含まれている脂肪酸は熱をかけていないので、脂肪酸の働きを十分に発揮できます。
このPCSO-524を含む犬猫用のサプリメントはアンチノールだけです
③【メイベットDC】
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/animalhealth/ca/owner/
ω3・ω6不飽和脂肪酸を主成分としたシニアケア用健康補助食品です。
特徴:
ω-3不飽和脂肪酸 | 13%以上 |
ω-6不飽和脂肪酸 および その他不飽和脂肪酸 |
3%以上 |
④【アクティベート】
http://www.world-equips.com/
脳の健康をサポートする栄養補助食品です。
特徴:
イギリスでの臨床実験データに基づく製品です
散剤をカプセルにした剤型で、日本では10kg以下の小型犬用と10kg以上の中・大型犬用の取り扱いがあります。
各社それぞれ製品特徴がありアプローチの方法が異なります。
サプリメントですので長期的な使用をお薦めいたしますが、効果が見られない場合はその子の特徴にうまく合っていない
事もありますので、その際には担当医に相談してみてくださいね。