こんにちは、渡邉です。
今回は「小動物も手術する」をお届けします。
まずはジャンガリアンハムスターのスイちゃん。
右後肢の内側に大きな腫瘍が出来てしまいました。ピーナッツ位の大きさです。
小動物の手術は、犬や猫と違い呼吸を確保する気管チューブという管を挿管する事が出来ません。
当院お手製の酸素マスクを着け、しっかりと呼吸管理をする獣医師を置き、守谷院長が執刀しました。
身体に付いている銀のクリップで心臓の音(心拍)を確認し、呼吸はしっかりしているか目視します。
そうして無事に腫瘍は摘出、傷を縫合して手術は終了となりました。
麻酔から目を覚まし、毛ずくろいするスイちゃん。
舐め齧って、縫合した糸を噛み切られてはいけないとお手製のエリザベスカラーをつけました。
とてもご不満そうな表情・・・ ハムスターにエリザベスカラーを付けたままにするのは首がない(くびれていない)ので中々難しい
何回も自分で取ってはスタッフに付けられて・・を繰り返してました
お次は手術日は別日ですが、ファンシーラットのスザクくん。腫瘍が出来てしまい、摘出手術を受けました。
手術前の寝ていた所を撮影したので眠そうなスザクくん。
腫瘍はお腹側に出来ていました。
ぽっこりと大きいですね。36mm程です。
ハムスターの手術と同様、心電図モニターや酸素マスクをつけいざ摘出手術。
無事成功!
(生々しい写真、苦手な方 ごめんなさい。)
手術を終えたスザクくんは完全に麻酔から覚めていないのもあり、時折動くものの基本は寝ていました。
傷口の経過が良好であれば次に来院するのは1週間後になり、傷の具合をみながら抜糸という流れになります。
2匹とも、身体は小さいながらも手術を頑張ってくれました。
皆様も、小さな家族に心配な点・疑問などありましたらご相談ください。
ただし、院長の守谷が診察しますので、出勤日をご確認の上、ご来院ください