掃除の効用

「ついてないなぁ」「最近ろくなことがない」そんな思いにとらわれる時、あなたは厄落としに何をするだろうか・・・。神社でお祓いを受ける。厄除けのご神札を貼る。でもその前に手軽にできて効果が高い開運法が掃除なのである。

家の中の余計なものを片付け、掃除機をかけて、丁寧に拭き掃除を行う。綺麗に片付いた部屋の窓を開け、日光をいれて風を通せば、何やら心も身体も軽く、爽快な気分になっていることは間違いない。さらにトイレ、風呂、台所などの水周りを、念入りに掃除をすることは、さらなる効果が得られることは請合っても良い。
（注：日光も外気も、日の出から午前11時くらいまでが効果が高い）

良い気というものは明るく清潔な場所に集まる習性がある。暗くて湿り気のある、汚い場所には邪気が集まりやすくなる。流れない水は気の循環が滞る性質がある。風水で家の周りに池を掘ることや、風呂の湯を翌日まで溜めておくことを戒めるのは、これが第一の理由である。場所がどこであれ、清潔にして常に風を通すことが開運の第一歩である。綺麗に掃除された部屋を見てよい気分になるのは、視覚的な理由だけではない。掃除によって高められた部屋の良い気に、あなたが意識をしていなくても、心と身体が素直に反応しているのである。

節分の豆まきは家の中に住み着く邪気を豆で打ちはらう行事だが、いくら盛大に豆を播いても、部屋が汚ければ邪気は立ち去ってくれない。家の中で「ドブのような悪臭」がするときは邪気や鬼（下級霊）が、間違いなくいるだろう。そんな時は真っ先に掃除をすることをお勧めする次第である。神道では清浄であることを第一とするが、清浄な気の良い場にしか神は降りないという教えでもある。不潔な場所を好んで降りてくるのは疫病神と貧乏神くらいのものであろう。

掃除という行為を霊的な視点で見てみると。あなたが心をこめて掃除をすることは、あなたのオーラ（生体エネルギー）で、その場にマーキングをしているということになる。掃除によって清められた場所にあなたのエネルギーが振りまかれ、一種のバリアーが形成される。このバリアー効果よって、邪気や低級霊がその場に憑くことが出来なくなる。あなたのエネルギーがあなた自身と家族を守ることになるのだ。

また、掃除のもう一つの効用としてあげておきたい事がある。それは物があなたを守ってくれるということである。自然の物であれ人工物であれ、物には意思も魂もある。（その理由は下記の記事を参照していただきたい。）

●物を大切にする心（物には魂が宿る）
http://blog.goo.ne.jp/photon1122/e/c0ee61b942ff91415b371eedb3a3213e
●物を大切にする心（物の命）
http://blog.goo.ne.jp/photon1122/e/6177c88a93fc4f3c1e46ecce38f0ad6a

物には魂があるからこそ、心を込めて家や車の手入れをすれば、あなたへの感謝として、家や車があなたを守ってくれることもあるのだ。ちなみに窃盗事件捜査のベテラン刑事さんの体験談によれば、盗難の被害にあいやすい家は、汚い家が多いそうである。

また車はあなたや家族の大切な命を託す物であるばかりでなく、時には他人の命すらも預かる物である。前日の記事では車を綺麗に大切に乗ることをご紹介した。車を美しくに大切に乗ることで地球環境へ貢献出来、さらに車が危険から守ってくれるのであるならば、まさに一石二鳥のメリットと言えるであろう。

私は今年で運転暦35年になるが、お陰様で未だに無事故である。