●『個人的存在の彼方』
G・カミンズ(著)浅野和三郎(訳)より抜粋引用
(引用開始)
そうは言っても、彼らが地上生活を六回送っても、人間的体験全体から見ればホンの一部分しか体験できないことは確かである。苦労したと言っても、その程度はしれたものである。人間の意識の全範囲、人間的感覚の全てに通暁するなどということはまず出来ない相談だと言っていい。なのに私は、地上生活の体験を十分に身に付けるまでは死後において高級界に住むことは望めない、と敢えて言うのである。
その矛盾を解くのが私の言う類魂の原理である。我々はそうした無数の地上的体験と知識とを身に付けるために、わざわざ地上へ戻ってくる必要はない。他の類魂が集積した体験と知識を霊界にあって我がものとすることが可能なのである。誰にでも大勢の仲間がおり、それらが旅した過去があり、今旅している現在があり、そしてこれから旅する未来がある。類魂の人生はまさしく「旅」である。
私自身はかつて一度も黄色人種としての地上体験を持たないが、私の属する類魂団の中には東洋で生活した者が何人かおり、私はその生活の中の行為と喜怒哀楽を実際と同じように体験することが可能なのである。その中には仏教の僧侶だった者もいればアメリカ人の商人だった者もおり、イタリア人の画家だった者もいる。その仲間たちの体験を私がうまく吸収すれば、わざわざ地上へ降りて生活する必要はないのである。
こうした類魂という「より大きな自分」の中に入ってみると、意思と精神と感性がいかにその威力を増すものであるかが分かる。自我意識と根本的性格は少しも失われていない。それでいて性格と霊力が飛躍的に大きくなっている。幾世紀にもわたる先人の英知を、肉体という牢獄の中における疾風怒涛の地上生活によってではなく。肌の色こそ違え同じ地上で生活した霊的仲間たちの体験の中から、愛という吸引力によって我がものとすることが出来るのである。
(引用終了)
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