気の流れが見えた

■私のスピリチュアル実践記　その１

『気の流れが見えた』

毎日、瞑想を始めるようになって３年が過ぎました。私の瞑想は就寝時に布団の中で行うという甚だ不精な方法です。そのまま眠ってしまっても大丈夫ですし、家族が寝入った後に行えば、誰からも邪魔されることも無く好都合です。

瞑想をはじめるようになって半年くらいたった頃、突然、気の流れが見えたのです。いつもは瞑想が終わるとそのまま寝てしまうのですが、その夜は何故か頭が冴えて寝付かれず、閉じていた目をあけました。すると窓から漏れる薄明かりの中、部屋中が蜃気楼のように揺らめいているように見えました。窓のそばにおいてある観葉植物からは煙のような白いモヤモヤが立ち上っています。

最初は眼の錯覚かと思いましたが、何度見返してもモヤモヤは消えません。「なるほどこれが植物から発せられる気なのか」と妙に感心してしまいました。生き物が発する気というものは知識としては理解していたのですが、実際に自分の眼で確認出来るというのは訳が違います。

さらに窓の方を見ると、窓からも同じような気の流れが小川の流れのように反対側の壁のほうに向かって勢い良く流れ込んでいます。寝室の窓は北側、壁は南側です。エネルギーの流れは北から南へと流れているのです。「なるほどこれが風水でいうところの大地の気の流れか」と、またまた一人で大感心です。

さらに良く観察してみると、窓からは気が流れ込んでいるのですが、壁からは気の流れ込みが無いのです。風水では窓の位置と方角を重要視しますが、これも大いに納得しました。北枕で寝ると熟睡できるという説も、大地の気の流れを頭の方から足先に流すと良いということなのかもしれません。

さらに観察を続けると部屋中に充満しているかのよう見えた白いモヤモヤは、実は自分の体から出ていることに気づきました。体から発せられた気は天井に向かって勢い良く立ち上っているのです。

布団から手を出して上に掲げてみると、手の周囲が、ぼーっと白く光り、その光の輪の外側から勢い良くモヤモヤが立ち上っています。指をそろえてまっすぐ伸ばしてみると、指先から白い光のようなものが数メートル先まで伸びるではありませんか・・・その夜の出来事は私にとって大きな驚きでした。

「続く」


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