冥土院日本（MADE IN NIPPON)

ケムファクトリー？　「Pinal Airpark」

2008年02月18日

■ケムファクトリー？　「Pinal Airpark」

月のひつじさんの記事に触発されてEvergreen Airの秘密施設とされるアリゾナ州MaranaのPinal Airparkを調べてみた。さらに様々な情報や興味深い事実が判明した。

このPinal Airparkに関しては様々な情報があるようだ。また動画もアップされているのでまずは順番にご覧いただきたい。

●動画『CIA NSA airport ? 』
http://www.youtube.com/watch?v=qVm2v0uDTyM

Pinal Airparkのグーグルアースの画像を元に構成しているようだ。
黒いヘリコプター軍団、正体不明の先尾翼機などを紹介。

注：Evergreen Airはヘリコプター部門も所有。先尾翼機は切り離した主翼と水平尾翼を前後入れ替えて並べたようにも見える。

★グーグルマップでも元画像が確認できる。
検索ワード： Pinal Airpark Marana Arizona

●Pinal Airpark
「Field Guide ToAircraft Boneyards」
http://www.johnweeks.com/boneyard/
★Evergreen Airのメンテナンス・修理工場であること、戦時中は空港がCIAの秘密輸送に使われていたなどの解説と、地上から見た全景写真あり。

●Evergreen　メンテナンスセンター
http://www.evergreenaviation.com/EAC/index.html

■白い飛行機と銀行の怪しい関係！！

●Straker
Pinal Airparｋのブログ記事と多数の写真あり
http://straker-61.blogspot.com/2008/02/pinal-airpark-marana-facility-by-tanker.html

イタリア語で書かれているので詳細は分からないが、筆者の言わんとするところは理解できる。イタリア語が分かる方に、もし翻訳していただければ誠に幸いである。飛行場の俯瞰写真は前出のグーグルアースの画像である。飛行機の写真は膨大な航空機写真を有する「AirLiners.Net」からピックアップしたようである。（空港名、撮影場所、航空会社名、飛行機の種類から検索可能）

●「AirLiners.Net」
http://www.airliners.net/

さてこのブログの最初の写真に注目していただきたい。これはお馴染みのＤＣ－10だが、塗装中のようでもある（窓やエンジン、車輪などがマスキングされている）。下の747も白く塗られている。ＤＣ－10はこれを開発母機とする空中給油機ＫＣ－10エクステンダーが多数存在する。

Pinal Airparｋは飛行機の墓場（解体工場）ではなく、中古機をレストアをして、次の航空会社に売却することもあるので、これがケムトレイルの散布機かどうかは不明である。しかし・・・

ＤＣ－10の大きい画像が下にあったので拡大してみると、Ｎ602ＶＶ、Ｎ660ＶＶと二機の機体番号が判別出来る。機体番号の先頭文字のＮはアメリカ籍の印である。この番号を下記のサイトで検索してみた。

●Airport-Data.com
http://www.airport-data.com/
●検索結果画面
http://www.airport-data.com/search/search2.html?field=model&search=Search&code=Douglas+DC-10-40

※Deregistered：登録抹消（廃機）の意

この2機は現役で飛んでいるようだ。そこで機体番号をクリックすると所有会社が分かる。何と2機ともに所有会社は航空会社ではなく「Wells Fargo Bank Northwest Na Trustee」　（ウェルス・ファーゴ）という大手の金融グループ（銀行から消費者金融まで）が持ち主なのだ。
さらにロケーションがユタ州のソルトレーク（同社の住所）になっている他の飛行機を調べたら総て（13機）が同社の所有機であった。何故金融会社がこれほど多数の飛行機を所有しているのか？

最近はリース業に転進？
飛行機のリース先はUSAF？　
ロック爺さん、それとも赤い盾の関連会社・・・？
興味は尽きない・・・

★追加情報

おまけに同社所有機の写真が1枚もないのが不自然だ。写真があるＮ852ＶとＮ974ＶＶの2機は、民間機ではあるが、実は空軍向け専門の空中給油機である。ブログ最下段左の飛行機はPinal Airparkで撮影されたＮ852Ｖ（Grobal Tanker Service社）である。機体番号の最後のＶ、ＶＶは空中給機を表わしているのか？
とにかくPinal Airparkに関わる飛行機は何処か胡散臭い。