冥土院日本(MADE IN NIPPON)

お米のスピリチュアル

足立育朗さんの『波動の法則』によれば、「時間と空間が完全に調和をとれて一体化した状態」でその典型的な状態が「楕円の立体」であると述べている。自然物の中で「楕円の立体」というのが「お米」である。カロリーや栄養価においてバランスの取れた米はまさに理想的な食物かもしれない。ただし白米は精米によって栄養価の高い糠や胚芽を削り取ってとってしまうので、いびつな形になってしまう。玄米こそが完全な「楕円の立体」である。

白米や小麦粉というのは宇宙エネルギーの「プラーナ」がほとんど含まれてないらしい。また、食物に含まれる「プラーナ」を体内に吸収するには、とにかく良く噛んで食べること説く西洋のスピリチュリストがいる。「噛む」は「噛み」であり、よく噛んで食べることは「神」に通じると述べる日本の神道家もいる。国や思想のベースが違っても、この二つの説は根っこが同じような気がする。

米は水耕栽培であるから栄養分が枯れて土地が荒れることがない。従って毎年同じ水田での栽培も問題ないし、温暖な地域では年に二期作も可能である。しかも面積あたりの収穫量やカロリー数が非常に高い。耕地が狭い日本の国土に最も適した作物と言えるのだ。日本は古来より「豊葦原瑞穂国」と呼ばれてきたが、米はまさに神が日本人のために与えたもうた完全なる食物なのかもしれない。

柔らかい白米に慣れた人が玄米を食べると、おそらく硬く感じるであろう。玄米は硬いから良く噛んで食べなければならない。これこそが玄米の優れた栄養とプラーナをより多く体内に吸収する秘訣でもある。玄米を炊くには圧力釜が必要だと思い込んでいる人も多いが、そんなことはない。最低2時間以上水に浸すことと、多少水加減を多くすれば普通の炊飯器でも美味しく炊ける。最近の炊飯器には玄米モードを備えたものもある。

国際的な食料争奪によって、食糧輸入大国日本の食糧危機が騒がれているが、お米の価値を見直し、米の自給率をより高めること。そして玄米食を取り入れれば難題解決も不可能ではない。ただし美食や飽食の習慣を捨て、日本古来の粗食に戻ることが必要となる。美食や飽食が貴方の心と身体の健康に良いことなど一つもないことは自信を持って明言できる。

最近の「スピリチュアル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
人気記事