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プラーナとは

■生命カエネルギー

サンスクリット語のプラーナ(prana)は英語にぴたりとあてはまる言葉がないのですが、pra(最初の、主な、以前の、前進する)とan(呼吸する、動く、生きる)という語根に由来しています。だからプラーナは「前へと動く、前へと呼吸する」という意味です。しかし実際にはプラーナは呼吸以上のものです。それは宇宙エネルギー、ときには「絶対エネルギー」と呼ばれ、字宙に存在するあらゆるものへ生命を与えるエネルギーのことなのです。

プラーナは単純な量子、粒子から複雑な生命体まであらゆるもの、あらゆる存在に内在する力です。あらゆるものにとって最も大切な生命力であるプラーナは、物理面では動きとなって、精神面では思考となってあらわれます。

プラーナは空気中に存在しますが、酸素でもなければ空気のどんな構成要素でもありません。すべての生物は呼吸をするたびにプラーナを吸収します。プラーナが空気中に存在しなければ、どんな有機体も呼吸をしたところで生きつづけることはできません。プラーナは生物のあらゆる粒子に存在しますが、それ自体は粒子ではないのです。

生命の躍動、生命維持に不可欠なエネルギーであるプラーナは、中国では〈気〉と呼ばれ、日本でも〈気〉と呼ばれています。中国の気功は、〈気〉を用いて癒しをもたらす療術です。古代エジプトでは、カーということばが身体と精神世界を結びつける力を意味していました。実際、ジョン・ホ.ワイトの著書(Future Science)によれば、世界で97の文化においてプラーナのエネルギーに相当する名前があるそうです。

(中略)
西洋科学はプラーナの存在を完全に否定しています。プラーナは実際には生命そのものであるのに。否定する理由はプラーナが非物質的な存在で、どんな道具を使っても計測することができないからです。プラーナはあらゆる生物を満たし、空気の届かないところへも入り込むことができます。この謎の物質とはなんなのでしょう?  物質として存在しないブラーナとは?


続く


●スーザン・シュムスキー著、「オーラ・ヒーリング」徳間書店より抜粋紹介

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