サビ猫くぅにゃん♪

思いがけず一緒に暮らすことになった野良ネコたちのお話

愛猫ユメとの さいごの日

2016-06-04 09:15:15 | ゆめ
・・・ユメがいなくなって、5年が経ちました。
ユメの思い出を綴ろうと、ブログを開いたら、どなたかが早朝に「捨て猫だったゆめ」を読んでくださったようで、思わず号泣してしまいました

5年も経ったんだから、もう大丈夫かと思っていましたが、いやいや・・・ テヌーが、びっくりするくらい大声で泣いてしまって・・・
我ながら、ちょっと恥ずかしいです

この写真は、2010年11月21日のもので、この日から、ユメはだんだん衰弱していってしまいました。
病院で検査しても、はっきりとした原因はわからず、嘔吐と下痢を繰り返し、2011年6月3日の18時過ぎには危篤状態になってしまいました。
家から電話をもらって、仕事から慌てて帰ってきたのですが、このときのユメは、とても辛そうで険しい顔をしていました。
体力も、もうほとんどのこっておらず、1年前は体重が5kg以上だったのに、ガリガリに痩せて3kgをきっていました。
それなのに、最期までトイレに起きようとしたり、私の呼びかけにしっぽを動かして答えたりウィンクして答えたり・・・立派なコでした。

日付がかわって、5年前の今日、2時45分ごろ・・・
ユメは、3回、大きく鳴いて私を呼びました。最期の力を振り絞って鳴いたんだと思います。そんな、鳴き声でした。
私は、ユメを抱きかかえて泣きながら、「大好きだよ」と「ごめんね」を繰り返し言っていたと思います。
涙がユメの目に入ってしまったかもしれません・・・。大粒の涙を、ボトボト落としていましたから。
そして、私の腕の中で顔を見上げて、もういちど「ニャ~・・・」と鳴いてから、ユメは息をひきとりました。
すごく穏やかな顔でした。
でも、私には「もっと、生きたかったよ・・・」「もっと、一緒にいたかった・・・」「辛いよ・・・」と叫んでいたような気がしてなりません。
ひょっとしたら、ユメのことだから、「ありがとう。大好きだよ。」って返してくれていたのかもしれませんが、
やっぱり最期には、「ずっと、一緒にいたかったよ」って言った気がします。

ごめんね!! ごめんね、ゆめ!!!
ずっと愛しているよ、ゆめ。生まれかわっておいで!!

これが、当時の日記に残っている言葉です。


・・・いかん、泣きすぎて、頭、痛くなっちゃった
この泣き顔じゃあ、どこにも行けないなぁ。ユメのお墓参りに行ってこなくっちゃ。


こんな悲しい記事は、あんまり載せたくないし、読んでもらうのも申し訳ないのですが・・・
ありがとうございます!! 読んでくださった方!! ユメのことを知ってもらえるだけでも、嬉しいです。
また、落ち着いたら、ユメの思い出を綴ります!! 


ユメの思い出写真⑥

2015-12-13 19:46:55 | ゆめ
ユメとピアのニャンモナイト 寒くなってくると、みんなこうなるよね かっわい~
 
拾ったとき、ほぼ白ネコだったユメ・・・耳の後ろと足の裏としっぽのシマシマはこげ茶色だったけど
それなのに、毛が生えかわるたびに体の色が濃くなり、だんだんトラ模様になっていった
 
      
若い頃(30代?)から白髪だったらしいじいちゃんは、羨ましがっていた。歳をとるたびに、黒くなっていっていいなぁって
何色になっても、可愛いよ、ユメ

ユメの思い出写真⑤

2015-12-07 14:45:15 | ゆめ
ゆめの大好物は、甘エビとホタテのお刺身だった

6歳のときに帝王切開で出産したユメは、少し痩せて体力も落ちてきていた
獣医さんに、高たんぱく高脂質な食事をさせてあげてくださいって言われて・・・
ばあちゃんは、やりすぎた 
私の入院中、買い物にいくたびに、殻つきの甘エビを2パックずつ買ってきて与え続け・・・
その結果・・・再び会ったときには、ユメはまんまるこっこになっていた

ピアとは、体格が違っていたのに・・・同じになっちゃってる
 
 いや、むしろピアよりも大きい 可愛がりすぎだよ~

ユメの思い出写真④

2015-11-19 08:13:45 | ゆめ
 
ユメは、怒ってます・・・。優しい猫だって、怒ることもあります!! でも、爪を出したり、歯をむき出したりは、絶対にしなかったです。

怒らせたのは、私・・・。ついつい、可愛いユメにいたずらしたくなっちゃって・・・。

 顔にタオルを巻いてみたり・・・
 小さな空き箱を、ユメの帽子にしてみたり・・・
 ちょっと、大きいなぁと思って、蓋にかえてみたり・・・

しちゃいました・・・。 ごめんなさい・・・。

当時の私より、ユメの方が、精神年齢が上だったようです。あきれた顔をしながらも、許してくれていました。


あ、思い出した!!
一回だけ、ユメがじいちゃんに大怪我させたことが、ありました!!

何かに気を取られていて不用意なときに、背後から黙って近づいてきたじいちゃんに鷲づかみにされて!!
たぶん、何がおこったのか分からなくて、びっくりしてパニックになったんだと思います。
じいちゃんの腕に思いっきり噛みついて、バリバリ引っ掻いて逃げました・・・。
家から脱走していって、側溝の奥をのぞいていたときだったかな。全神経を側溝に向けていたのに、
いきなり体を持ち上げられたんだから、びっくりもするよね。 声をかけなかった、じいちゃんが悪い!!
・・・声をかけたら、逃げてたかも?

我に返ったユメは、本当に申し訳なさそうにしばらくの間、部屋の隅で小さくなっていました。
じいちゃんは腕からけっこうな血を流し、4つの小さな穴と無数の引っ掻き傷ができましたが、
病院に行くこともなくきれいに治ったのでよかったです



ユメの思い出写真③

2015-11-18 11:31:13 | ゆめ

ユメは、6歳近くになって、初めて赤ちゃんを産んだ。猫にしては、超高齢出産になるのかも?
・・・認識不足だったなぁ

昔は、犬にしても猫にしても、「一度、産ませてから、避妊」という考え方が普通だったのか、
ばあちゃんたちが、そう言っていたことを鵜呑みにしてしまっていた

ユメは、なかなか子どもができなくて、2005年の春、ようやくお腹が大きくなった。
私も、ユメにそっくりな子猫が産まれてくるのかも っと、期待しながら、
自分の部屋の押し入れに産室を用意。以前、野良ネコのマメが、出産をした場所だ。

4月14日、午前2時ごろ。ユメの様子が変わってきた。
そわそわしはじめて、小さい声で鳴いている。いよいよ、出産かと、起きて部屋の電気をつけた。
すると、ユメは布団の中にもぐりこんできた。あれ? まだかな? 
じゃあ、一緒に寝よう!! と、電気を消してしばらくすると、ひんやり・・・手に冷たい布の感触が。破水した?
再び、電気をつけてみると、ユメのために敷いておいたタオルが濡れていた。
それから、人間の出産さながら、声をかけて、お腹をさすり、出産を待ったけど、
2時間経っても3時間経っても産まれてこない・・・。
これは、尋常じゃないな、どうしよう・・・。難産だ。

まだ、明け方の5時過ぎ。かかりつけの病院は、もちろん開いていない。
でも、ユメが辛さを訴えるような鳴き方をする・・・。

6時を過ぎるのを待って、無理を承知で動物病院に電話する。留守番電話だ。緊急メッセージを残す。
折り返しの電話を待ちながら、服を着替えてユメを病院に連れて行く準備を始める。
その日は、よりによって、どうしても仕事が休めない日。もし、休んだら、
すごく大勢の人に迷惑がかかってしまう・・・休めない。仕事は8時30分から!! ユメも絶対に助ける!! 

・・・電話がこない。院長、お願いします!! 起きてください!! 時間外だけど、ユメを診てください!!
院長には、迷惑かけちゃうけど、どうしても苦しんでいるユメを助けてほしいんです!! お願いします!!・・・祈るしかない。

6時45分ごろ、玄関にユメを残して、仕事用の鞄と服を車に乗せておこうと外に出ると、
ユメが、今までに聞いたことがないような悲痛な声で鳴いた。「おいていかないで~」って。
多分、いつも仕事にいくときみたいに、置いていかれると思ったんだと思う。
私は、今でも、この時の不安げなユメの顔が忘れられない・・・。
「大丈夫、置いてかないよ!!」 と言いながら、そのまま抱きかかえ、車に乗せて病院に連れて行った。
まだ、電話がきてないけど もう、待てない。

7時5分ぐらいだったかなぁ ピンポン ピンポン ピ~ンポン

いきなり押しかけて、院長を起こしちゃった 本当に、ごめんなさい

すぐにレントゲンで診てもらうと、産道に2匹の子猫が一緒に下りてきて、詰まっていることがわかった。
これ以上、放置しておいたら、ユメの体力がもたない。すぐに帝王切開が必要だった。
院長は、9時30分の開院まえに、緊急手術をしてくれた・・・本当に、ありがたい!! 感謝感激!!
こんな言葉では、言い尽くせないけど!! 

仕事にも間に合った!! 院長の好意で、電話でユメの容態を教えてもらうことにして、預けてきた。
昼休みに、電話でユメの手術の成功を聞いた。よかった~ ありがとうございます
子猫は4匹で、オス3匹にメス1匹。オスの一匹は未熟児で、メスは産道でもう一匹の足が首にかかっていて、チアノーゼ状態だったとのこと。
でも、正直、この時は、ユメが助かれば、それでいいと思った・・・。
こんなに大変なら、もっと早くに避妊手術につれていけばよかったと後悔もした・・・。

夕方、仕事を早めに切り上げて迎えにいくと、ちょっと疲れた様子のユメと、
小さいダンボール箱に入れられた、かわいい子猫4匹がいた ユメ、頑張ったね~
ありゃ・・・ユメが一匹もいない。みんな父親似? ブチに黒2つに、トラ。 でも、いいか~ 可愛~い
 
未熟児だったトラは、残念なことに3日後に息をしなくなった・・・。
ユメが一番気にしていた子だった。他の子に比べて、極端に体重が少なかったから、
内臓が十分に育っていないかもしれないって言われてた子だ。
泣いた泣いた!! めちゃくちゃ、泣いた!! ああすればよかった、こうすればよかった、と、いろいろ考えた。
  トラちゃんの分も、他の子たちに生きてもらいたいと思えるようになるまでに、
少し時間がかかっってしまった。ユメも、そうだったのかな 
ユメは、お腹が痛いだろうに、一生懸命お乳をやって、子猫たちを育てた。立派だと思う。そして、優しいお母さんの顔になっていた。
帝王切開だと、自分の子どもにお乳をやらないこともあるって聞いたけど、全く心配なかった。

この時の、ユメのことから、多少、辛いことがあっても、頑張らねばっと思うようになった。
私自身も、この年の夏に腹腔鏡手術を受けたけど、ユメのおかげで、痛さや辛さに耐えることができた
ユメが頑張っているのに、これくらいのことで人間の私が頑張らないでどうするんだ ってね。
ユメは、これからも、ずっと私の心の支えになっているだろうな。

昨日の帝王切開の話を聞いて、ユメのことを思い出してしまい、また、長々と綴ってしまいました 
昨日は、ワンちゃんだったけど、みんな無事に産まれたそうで、私まで嬉しくなりました。よかったね

ユメの子、メメ、チョコ、クッキー 病気や怪我・・・結構、いろいろあったけど、今日も元気です





ユメの思い出写真②

2015-11-16 07:44:57 | ゆめ
 車の中のユメ 私が車に乗ると、ついて来てちょこんと助手席に

 お出掛けしないときでも、車のドアを開けると、乗り込んでいたけどね 

 シートの座り心地が良かったのかな?

 窓に張り付いて、外の様子を見てることも・・・ 何が見えたの~?

 ドアを開けても、念入りに外を調べてからしか、降りなかったよ 賢いね

運転中、リアガラスの前にぬいぐるみのように座っていて、突然動いたもんだから、
後続車の運転手さんがびっくりしていたことも・・・  ごめんなさい

小さい子は、大喜びで、ユメに手を振っていたけどね・・・



写真がモノクロっぽいのは、アルバムの写真をデジカメで撮ったからです あぁ、ユメの可愛さ半減~
ユメの写真データは、前のパソコンのハードディスク故障で、二度と見られなくなってしまいました
大事な思い出写真は、ちゃんとバックアップとっておかないといけないね

捨て猫だったゆめ

2015-10-07 16:33:19 | ゆめ
ゆめは、野良ではありません・・・。飼い主さんに、捨てられてしまったコです。


当時、家には4匹の雑種犬がいました。

いつものように、夕方、母が犬を4匹連れて散歩にでかけていきました。

どうしてだか、その日は、何となく私も散歩について行きたい気分になって、
ポケットに犬用おやつのチーズを入れて、母の後を追いかけました。

散歩コースを辿っていくと、3分程歩いたところのお寺の駐車場で追いつきました。

すると、母が、「どこかで猫の鳴き声がする」と言います・・・。確かに・・・。

母猫を探すような必死な鳴き声。でも、かすれている・・・いつから鳴き続けていたんだろう・・・。

犬たちも興味津々。母は、犬を連れているので近づくことができず、途方に暮れていました。

声がする方に行ってみると、なんと墓石と墓石の間に、生後2~3カ月くらいの白い子猫が!!
そうとうお腹が空いているみたいで、衰弱しているようにも見える・・・。何とかしなくちゃ!!
とりあえず持っているものは、犬用のチーズ!これだ!! 

「どうしたの?」「お腹すいてるの?」「ママとはぐれちゃった?」と声を掛けながら近づいても、逃げる気配なし。
鼻先にチーズをおくと、「ウミャイミャイ」って鳴きながらガツガツ食べました!! 
到底、これだけのチーズでは満腹にならないよね。

そ~っと首根っこを捕まえて、服の中に入れて抱きかかえ、ダッシュで家に連れて帰りました。

ところが!! 

家に連れて帰ってから、鳥用のケージに入れて餌をやっても、全然食べてくれません。
それどころか、ギャ~オンギャ~オンとこの世の終わりみたいに物凄い大きな声で鳴きやみません・・・。
母猫を呼んでいるのかしら? ひょっとして、近くに母猫がいたのかもしれない!!

どうしよう・・・。困った・・・。

仕方がないので、ケージに入れたまま車に乗せて、拾ったところにまた連れていって放してやりました。

「ほら、おかあさん呼びなよ。」「もっと、大きな声で鳴いたら、迎えに来てくれるかもしれないよ。」と、
10分くらい(だったかな?)話しているうちに、夕暮れになり、だんだん辺りが暗くなってきました。

ちび猫は、私の近くを離れないまま、しばらく鳴いていたけど、誰も迎えに来てはくれません。

小さな体をますます小さくしている子猫に、
「どうする?もう帰るけど、お母さんが来るまでここにいたい?」「それとも、うちの子になる?」と聞くと、



置いて行かないで~といわんばかりに、爪を立てて私の体を左足から左肩まで登ってきたのでした。

「うちの子になるのね。」という言葉には、頬にすりすりしながらゴロゴロと喉を鳴らしてお返事。
ゆめは、この時に、小さな頭で一生懸命考えて、私と一緒に行くことを決心したのでしょう。

もう一度連れて帰ると、今度は鳴きもせず、ご飯も少し食べて座布団の上で小さくなって寝ました。


これが、私とゆめとの出会いでした。


後日、同級生のお母さんから、一週間前お寺の隣にある神社の境内に、ゆめが捨てられていたことを聞きました。
一週間も前に? どんなに心細かったことでしょう。そして、どこで過ごしていたのでしょう・・・。

なんて身勝手な人がいるんだろうと腹が立って仕方ありません。こんな小さい子猫をダンボール箱に入れて
神社の境内に置き去りにするなんて!!

それだけではありません!! 心ない人が、飼い犬に子猫を追わせて遊んでいたとも・・・。

可哀想なゆめ!! もう、絶対にそんな辛い思いはさせないよ!!



そんなこともあってか、ゆめとは心が通っているなと思えるようなことが多々あり、
生涯、忘れることのできない唯一の猫になったのでした。


だめだ~・・・思い出すと、未だに泣けてしまうよ~



愛猫 ゆめ

2015-10-07 08:45:00 | ゆめ
  
 ゆめ 1999年10月7日~2011年6月4日


“ゆめ”は、とっても賢くて優しい猫でした。
 つらかったとき、いつもそばにいてくれて、どんなに支えてくれたことか・・・

 ゆめは、もう、いないけど、今までもこれからも、ずっとずっと大好きだよ!! 



10月7日と6月4日は、私にとって、忘れられない日です