2021.10.15のクンちゃん。
木曜日から、水も飲めなくなって、
今日で3日目。
昨日は、午後4時頃に実家に行ったら
クンちゃんが迎えに出て来てくれていた。クンちゃん、いた!生きてた!
また会えて、すごく嬉しかった‼️
もう、動く体力もないだろうに。
一昨日の夕方に作った段ボールのお家で寝て、朝には餌箱の近くまで出て来ていたらしい。日が当たって暑いのかと、近所の人が日陰にお家を移してくれていた。気になるからって、何回もクンちゃんの様子を見に来てくれていたらしい。ありがたい‼️
夜は冷えそうなので、またお布団の間にカイロを入れて、クンちゃんにお別れのあいさつをして帰ろうと車のエンジンをかけると、クンちゃんがお家から出て来て鳴きながら追いかけてきた。これには、胸が痛んだ・・・
家に帰り、夕食を簡単に済ませ、
やっぱり気になるからと、
家のことをとうちゃんに任せて、
午後9時頃、また、真っ暗な実家に行って来た‼️
車で坂道を上っていくと、暗がりに人影が見えた!実家の敷地内に入っていく。近所の人かと思ったけど、近づくと犬を抱いた別の人だった。弱っているクンちゃんに、犬が寄って行ったかと思うと、ドキドキした。
夕方いたところに、クンちゃんは、いなかった。
そっと、段ボールのお家の中をライトで覗くと、いた!
スー スーと静か~に寝ていた。
よかった!自分で、戻っていったんだと安心して帰った。
今朝、さすがにもうダメだろうと、
実家に行くと、お家の中にいない!
どこ?と、辺りを見渡すと、ばあちゃんの送迎用の車の前で倒れていた。
思わず、クンちゃんと叫ぶと、
声にならない返事があった!まだ、生きてた!すごい!
でも、立ち上がれないのに、立とうとして、反対側に倒れてしまった・・・
いいのかどうかわからないけど、まだ寒いし、冷たい板の上にいたから、そっと、お家まで運んだ。
その後、暫くそばにいて、頭や身体を撫でていたけど、11時から来客の予定があるので、クンちゃんが寂しくないように、ラジオをかけたままにして、簾で日陰にして、一旦、家に戻った。
用事を済ませ、お昼過ぎにまた実家にいくと、クンちゃんは餌台の机の下に移動していた。風が通って涼しい場所だ。一見、息が止まっているかのように見えた。でも、ゆっくりとした呼吸で、かすかにお腹を動かして息をしている。「クンちゃん」と呼ぶと寝たまま、手だけ動かして返事をした。寄ってくるハエを退治しながらそこでも暫く一緒にいたけど、眠っているようなので家に入った。
時々、動いた音や声のない呼び声が聞こえるので、そのたびに、外に出て声をかけ、撫でてきた。
3時を過ぎた頃、体に日が当たるようになった。温かくていいのかも?と思ったけど、黒っぽい服を着ているだけでも、すぐに暑く感じるから、真っ黒なクンちゃんは、もっと暑いかと、段ボールのお家に戻した。
夜になって、帰らなければならない時間が近づいてきた・・・今夜は、雨の予報だ。
クンちゃんのお家は軒下だけど、簾にビニールを張り付けて、立て掛けてきた。こんなことしかできなくて。他にやってあげられることがなくて。すべて、自分のためだけど・・・。クンちゃんが、本当に望むこととは、きっと違うだろうけど・・・。
「帰るね」と声をかけると、また力を振り絞って動こうとする。本当に今夜が最期だと思うと、なかなか帰れない。猫に気持ちを残すのはよくないと、「また、生まれ変わってきてね。今度は、野良じゃなくて飼い猫で生まれてくるんだよ。がんばったね。ありがとう。」と振り切って帰ってきた。
今、大粒の雨音がし始めて、心が落ち着かない・・・