なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

山も川もキラキラ

2016-04-18 15:28:04 | 日記
 昨日は日曜日でしたが、雨が夜の間降り続いていたし、どこも行けないなと思って起きました。
ところが昼前からピッカピカのお天気に。気持ちはダラダラモードでしたが、お昼を食べてから山の方の温泉に行くことになりました。

 外に出るとむっとするほどの暑さ。夫は半そでに着替えてしまいました。車で1時間ほど走り、宮川村の森の中にある温泉に着きました。ここはコテージもあるホテルで、大阪のオカーサンの古希のお祝いにどうかなと思っていたので下見もかねて行きました。

 温泉に入る前に吊り橋を渡って、すぐ脇を流れている川に行ってみるのがいつもの習慣です。宮川村は清流日本一に何度かランキングされた宮川で有名ですが、その支流である薗川が流れているのです。
まぶしいほどのよいお天気になって、青葉若葉がキラキラしています。川は夜から朝にかけて降った雨で水かさが増していましたが、にごりもなく透明で底に沈んだ木の葉がはっきり見えるほどでした。

 山の中の水辺のこんな風景がどうしようもなく恋しいときがありました。結婚して大阪に住んで三年目、子どもがお腹にいて、大きなお腹で暑い暑い大阪の夏を狭いアパートの一室で過ごしていました。大阪の夏は、なんと言ったらいいのでしょう…油がまじったようなべったりする暑さで、夜になってもコンクリートやクーラーの室外機から放出される熱で、ほっとするときがないのです。

ハイジがアルプスのおじいさんの小屋からフランクフルトに連れてこられて、山が、山がないのよーと泣いていましたが、当時のわたしもそんな感じになっていたかもしれません。
それまで東京で三年暮らしていても、そんなに特別涼し気な風景を懐かしんだということはなかったのですが、この時ばかりはきれいな川のそばに行きたくてたまりませんでした。

岩手の北上川水系、砂鉄川のすぐそばで育って、夏は毎日川遊びをして過ごしたので、大阪の夏にまいってしまい、川が見たいーとハイジ状態になっていたのかもしれません。キラキラの清流を眺めて、そうそうあのとき見たかったのはこんな風景だったんだ。それが今はちょっと車で走れば見ることができて、ありがたいことだわーと、しみじみ思いました。
これは砂鉄川
 温泉はもう一人おばあちゃんが入っていただけで、ゆっくり入ることができました。不思議なのはこの温泉、わたしの勝手な思い込みなのですが、泉質が何度か変わっているようなのです。台風の被害があった後白濁が増して濃くなったような気がしますし、東日本の震災の後はまた薄くなったような…そして昨日は赤っぽくなっていて、鉄分が増したのかな?と思いました。地中深く知らないところで、わたしたちには計り知れない、いろんなことが起きるのですね。熊本は今、大変なことになっています。夫の父母の故郷であり、夫も生まれて一カ月だけ過ごした鹿児島のことも心配しています。熊本の活断層の南西方向にある、危ないものは止めたらどうかしら。止めてほしい。

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