大阪や京都でも、珍しいコケを見ることが幾度かある。
きっとそういう目で見れば、まだまだたくさんあるのかもしれない。
京都府綴喜郡宇治田原町の滝で見つけたコケ
葉は乾いても縮れず、倒卵形でやや非対称、葉先は短尖頭で上部には小さい歯がある。
葉身細胞は長六角形であることから「イバラゴケ」であろう。
これも識者に確認をしていただいて、「間違いないだろう」と言っていただいた。
イバラゴケは、京都カテゴリーで絶滅危惧種に指定されています。
これは、大阪府高槻市北部で見つけたコケ。
石灰岩の石垣についていたコケ。
植物体は暗緑色。茎は長さ3~5cmで斜上し、分枝は少ない。葉の背片は卵形で鋭頭、腹縁は内曲し、密に歯がある。
腹片は舌形で鈍頭、縁には密に小歯がある。腹葉は葉の腹片とほぼ同形同大。
とのことから、「カハルクラマゴケモドキ」だと考えています。
これが、「カハルクラマゴケモドキ」なら、大阪カテゴリーで絶滅危惧種Ⅰ類に指定されています。
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