着物で一番の難敵は長襦袢。
ぶっちゃけ長襦袢さえ着られればあとは何とでもなる、そんな気持ちになっています。
なんだ長襦袢て。
令和の世になんて非効率な!
衣紋を抜け⁈
物理原則に反してない?その着方!
誰だ、女は衿んとこ抜いた方がいいなんて考えたやつ!
ちょっと出てこい!
そして、もっとこう、あるでしょうよ、アップデートしてこうよ、簡単なやり方にさぁ⁈
衿と衿のとこ、いっそスナップとかつけちゃわない?
今現在、そんな気持ちでいっぱいです。
ぶっちゃけ長襦袢に関しては本当に迷走中です。
襟付き着物スリップ…。
普通の長襦袢…。
そんな最中に出会ったのが、着付けを習ってる店じゃないとこで教えてもらった「紙人形」。
ツルッと着るだけで衣紋がぬけちゃう特許仕様!
これで初心者も着物へのハードルがぐっと下がります!そんな謳い文句です。
しかし、高くそびえるお値段というハードル。
高ぇな、おい!
着物はいちいち小物が高いと思ってたけど長襦袢もなかなか恐ろしいことになっておるのね…。
しかし、本気で困っていたので私は手を出しましたよ。
もう一生これ着てやる、くらいの気持ちで。
今、それで練習してるんですけどねぇ。
衿がですねぇ。
抜けますよ、ええ、ほんと。
でもねぇ。
きちっと寝てくれないよ!
なんか寝てくんないのよ、なして⁈
衣紋は抜けてるけど、もちょっと寝てほしいの!
こう…体にまだ馴染んでないのね、とも思うんですよ。
ひたすら着て馴染ませるしかなかろうよ、と。
ああ、長襦袢。
早く令和の世に追いついて…。
アナタまだ平成くらいよ…。
もっと便利になれるはずよ、ぶきっちょを救う手立てを考えられるはず!
今はたかはし着物工房さんのカタログをガン見しつつ、やけくそでポチったき楽っく到着を待っております。
あとはもう少し痩せるのと、胸を抑える下着でだいぶ問題が解決する感が。
来月…たかはし着物工房さんにお世話になろうかいと思っています。
画像は母の長襦袢。
昔はこういうピンクのが多かったそうな。
私が嫁入り道具で持たされたのもピンク色でした。
お店の人に「案外長襦袢て人がチェックしてるんですよー。ピンク色のだとああ、娘時代に作った最初の襦袢だな、とかね」と言われて戦慄。
やだー、着物道こわいー!
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