ピリカヌプリ

ウカオップ岳(鷲別岬)

ウカオップ岳(鷲別岬へ)
室蘭と登別の境界の海沿いにある、標高が100を少し超えただけの低い山
ウカオップとはアイヌ語で「岩石が累々と積み重なっている所」の意味だそうで、(諸説あり、後述します。)そんな事を聞くと確かめずにはいられない。
地質図で見ても700万年~170万年前の地質のようで、今日、お会いした方からのお話では鷲別岳の火砕流等の一部では?
という事だった、アヨロ海岸は倶多楽湖の爆発の堆積物なので似たような成因なのかと理解
ウカオップや丸山だけ残ってあとは侵食され砂浜になったのだろう。
あまいものこさんの地名解では
「岩の重なりではなく、海上から見て互いの上に視界の中で重なるものである」と書かれていて、そりゃ海上から見ないとな、と思ってしまう。
ウカオップの名はかつて知床半島、積丹半島、雷電岬付近等々あったようで、全部ガケのある海沿いじゃん
もう、これだけ興味をかき立てられたら、船出して海から見て、山を歩いて確認するしかない、そうだ!ドローンで空から岩の様子も確認しよう!
そうしよう!
 
 
シーカヤック積んで登別へGO!
 
いっくで〜!
 
 
久々の海でのカヤック、レスキュー道具もバッチリ
 
大海原へ!
 
アイツがウカオップ岳(鷲別岬)だな。
 
アイヌ語で山も島も同じ「シリ」なんだけど、
島にも見えるね。
クジラ「フンペ」にも。
実にガケガケしい
記述のとおりだ。
 
 
海上からの様子
 
 
上陸、良い浜、ここでボーッとしたい。
 
 
船を車に積み込み、こんどはドローン飛ばして上から見るよ。
 
 
なるほど、こうなってるのか
 
 
ガケの様子、積み重なり具合や岩質がよくわかる。
 
次は陸上から。
案内図もあって、地元では親しまれているのかも?
 
ヤブ漕いで登るか、道があっても、すでに廃道でヤブ漕ぎだろうと思ってたのに踏み跡がしっかりあって、拍子抜け…
 
なんか羽拾った。
 
図鑑で調べたら、ハヤブサだ!
すげー嬉しい
 
ウカオップ岳ピークから登別方向
果てしなく砂浜が続いている
ここだけが崖の山って本当に面白い。

こんな興味をそそる対象中々ない。
 
二等三角点
 
 
三角点の側に山頂標識
やはり、ウカオップの名は認識されているようだ。
 
室蘭の道の駅へ
模型があって分かりやすかった。右手の奥がウカオップ。
その手前はイタンキ浜
ウカオップの両方が砂浜
 
蔵書から
吉田初三郎の鳥瞰図より
白老を描いたもので、白老教育委員会所属
しっかりとウカオップが描かれている。
 
 
奥に大黒島
以前、カヤック漕いで上陸して探検した事を思い出す。
 
ヨットを眺めたりしてのんびり
ヨタヨタしてるなーって思って見てたら、B&Gかー
練習してるんだねー!素晴らしい!
後ろは安全を見てる人かな?
帰りにタラコ買って帰った
虎杖浜たらこ楽しみ!
 
 
地質図入れときます
 
 
Google様もウカオップを認識
 
ウカオップ、登山としては大したこと無いんです、僕は登山もするので「しょぼい山に登ってんなー」と思われがちで、それでも良いのですが
登山ってより、地名解がフィールドワークで確認され、脳内で一致した時の脳内麻薬物質がドバっと出る感じが好きなジャンキーです。
アハ体験ってんですかね?
 
知識が肉体的行動で一致した時の喜びったら無い。
 
類友でしょうか、同じような趣味を持つ地名解やアイヌ語、地質に詳しい方にめぐり逢い、このあと1時間以上も立ち話してしまいました。
 
果たしてウカオップは昔からあったアイヌ語なのか?
ジャパニーズイングリッシュ的な倭人の造語なのか?
興味はつきません、登別・室蘭の地名解はライフワークになりそう。
 
 

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