ピリカヌプリ

雄冬山

 春と言えば増毛の山々の季節。

千歳からの早朝ドライブ、浜益の町に入って
ドカーンって感じの増毛のジャイアンツ達を望むと
俄然ファイトが湧いてくると共に畏敬の念を感じます。



よーし! 今日もやったるでぇ~!!




春らしくアスファルトの上での準備。
今回は車でだいぶ入れた。 
増毛の長いアプローチを考えると、ずいぶんと得した気分。




正面に浜益御殿が見えてきた。
雄冬はその奥・・ 遠い?
いや、スキーの機動力を活かして一気に行くよぉ~!




三方を海に囲まれ、半島に近い性格を持つ増毛の山。
稜線を歩くとまるで海の上を歩いているようだ。




浜益御殿のピークにて。
顔ばっかり真っ黒の怪しい雰囲気なのは春シーズンのご愛敬。




御殿から目指す雄冬山
さて、コルまで降りるルートはと・・




浜益岳、今日はコンディションよさそう。
ハイマツが出ててビックリ。
以前、ここから登った時は氷の山でアイゼンの爪だけが頼りだったのを思い出す。




明日行く予定の西暑寒~暑寒の稜線をじっくりと観察
ホントにあれ、行けるのか?
(天候悪化で行かなかった、西暑寒はまたしても来年に持ち越しの宿題です。)



目指す雄冬へは
すこし浜益岳よりに下りて、あとは雄冬方向へ一挙滑り。

んー!
ナイスな斜面ですね。 マーベラス!!





増毛の奥深くを駆け抜けてく僕ら。
僕の理想とするスキーはやっぱりこれですわ。
スキーは目的じゃなく、手段なんだと認識した一日。




天を衝く鋭鋒、群別岳
肉眼で見るとそのトガリ具合がイカレてるのが良く分かる。




雄冬山が近づいてきた。
正面の稜線を行くと、
一箇所だけ、岩の処理がやっかいな所がありまする。

この辺り、大人の顔くらいあるヒグマの足跡がベタベタありました。
春を感じますねー

ザラメに残るヒグマの足跡って春の季語にならないかな。



正に増毛のど真ん中の僕ら。
久しぶりにスキーの機動力に驚きました。
ホントに早いし楽だ、道内の岳人はもっとスキーを見直してもいいよなぁ。
スキーってスゲーんだぜ! ゲレンデばっかり滑ってても一生分からないけど。




雄冬山の頂上。
下から見たのと違って、草野球が出来そうなくらい広いピーク。




雄冬山の大斜面を滑る。

海をバックに山を滑る。
実に美しいロケーションの中での気持ちよい滑り。

テレマークターンで山との融合を楽しんでいます。


ちなみに・・・
この雄冬大斜面、「北海道の山と谷(上)」
の、数少ないカラーページで滑走シーンが紹介され、
「冬山登山の醍醐味」とまで書かれているのに、
雄冬山単体の紹介が無いと言うナゾのルート&バーンだったのですが、
今回でキッチリ判りました。

ありゃー、いい斜面だ。カラーにしたのも頷ける。



本日二度目の御殿のピーク。
ヒグマと会いたくないので若干高度を上げてのお昼。

さて、名残おしいけど下るかぁ!




下山の様子
傾斜の緩い所はスケーティングでスピーディーな下山でした。




あれ?
朝はあった雪がもう無いね。





番外編。 下山後の僕ら



増毛に来たら國稀に行くのはお約束でしょう!
最北の酒蔵。
ここでしか売ってないお酒が美味しいんだよなぁ。




まつくらにて。
増毛はタコもそうだけど、甘エビも有名。
僕は甘エビ丼を、ノリタマ君はジャンボちらしを注文。
このジャンボちらし、完食したら商品券が貰えると言う恐ろしい一品。



明日の登山に向けて登山口に移動。
天候悪化で登らなかったけど、この時はやる気マンマン!
素敵な山小屋で明日に備えたのでした。



暑寒別岳残照、夕映えの増毛の山々
暮れゆく中、明日予定のルートを目で辿りました。
結局、来年に活かす事になりましたが。

うん、いい一日でした。
まるで澄んだ湖の様な、端正な山脈のような
キズ一つ無い稀な完璧な一日。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事