仕事から帰宅し・・
しばらくして・・
子宮辺りが・・ひどく痛くなり・・
痛みに強い私が・・耐え切れず・・
横になったところ・・
家のチャイムが鳴った。
「なんだよ・・こんな時に・・」
そう思いながらも・・
出ずにはいられない私は・・
インターホンに答えず・・
直接・・玄関へ出た。
そこに立っていたのは・・
某新聞社の勧誘員・・。
「なかなか来づらくて・・すみません」と・・
その人は言った。
聞くと・・
6月で購読契約は切れていて・・
でも・・
営業に来れなかったとのこと・・。
でも・・
「え?そうだった?・・でも今も・・新聞入ってるよね?」
そう言うと・・
「契約していなくて・・勝手に入れたので・・
もし、契約していただけなくても・・
請求とかありませんから」とか言ってる。
「いやいや、別に更新はするけどさ。どうしたの?って・・
なんとなくわかるけど・・」
「自分なりに頑張ってはみたんですけど・・
なかなか成果が出なくて・・」
3ヶ月前に・・
その人がうちに来た時・・
「あれ?太った?
糖尿とか・・病気にならないように気をつけなくちゃだめだよ」
そう私は言った。
私より若いと思われる、その子は・・
「3ヵ月後に来る時は・・
痩せてきますから」そう言った。
でも・・
1日に・・
3時間ほどの睡眠で・・働いているその人には・・
少しきつかったようで・・。
「そんな・・仕事でもノルマあるだろうに・・
そんなノルマ、気にしなくていいよ。ごめんね、余計なこと言っちゃったね。
ただ・・自分の身体だから気をつけて欲しいなと思って言っただけだから」
そう言うと・・
「太った?とかは聞かれますけど・・
心配してくれた人は初めてだったので・・
自分でも嬉しくて・・目標にもなって・・
でも・・」と、その人は言い訳をした。
本当に心配はしていたけど・・
軽く言ったつもりだったのに・・
心には重かったのかな・・。
そんな純粋に受け取る人もいるんだな・・。
そう思った。
もちろん・・
その後3ヶ月契約をして・・
液体洗剤8個とトイパーと・・
油の3本セットを2つと・・
カタログと・・
映画のチケットを2枚置いて帰った。
「ノルマが達成できたときは来なくても良い。
でも・・困ったときには・・
契約切れそうじゃなくてもいいから・・
1年先でも契約するから・・
いつでもおいで・・」
そう話している新聞屋さんの・・
その人の話・・。