2011.3.11
5年前のこと、
鮮明に憶えてる。
その日は先輩の卒業式の前日で
会場準備が終わった頃
母から電話がかかってきた。
テレビをつけると非現実的な映像が目に飛び込んできた。
でもその時は
一部の地域だけで大したことはないだろうと思って
友だちとふざけあっていた。
家に帰って
テレビを見ると
ただ事ではないということがわかった。
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その年の12月
私は宮城県石巻に震災復興のボランティアに行った。
自分の目で被災地を見なければいけない、
何か自分でも役に立てることはないかと思い決意した。
バスで約13時間
現地では仮設住宅を一軒一軒周りながら、生活物資などを渡していった。
現地の方は辛い環境の中でも笑顔で迎えて下さった。
「ありがとう」、その一言にこちらが救われた。
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津波の被害を受けた場所は
もう既にがれきが撤去されており、
そこに本当に町があったのか、それすら分からないほど、ぽっかりと空いていた。
以前の町の景色を知る人が見たならきっとよく分かると思うのだが..
私はそこで津波の凄惨さを感じることが、どうしてもできなかった。
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その後
ボランティアが終わり、仮設住宅から数キロ離れた所にある大型スーパーに寄った。
そこには津波の被害があった所、仮設住宅などとは別世界の「普通の日常」があった。
たった数キロの距離でこんなにも世界が違うのか。
私はこのギャップが一番衝撃だった。
光と影というか
境界線のようなものを感じた。
その「普通の日常」にいた人たちも
少なからず震災の被害を受けているとは思うが...。
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テレビ越しではわからないことも沢山ある。
自分のした事は小さなことだったかもしれない。
でも現地に行って、直接見て、人々に関わって、話を聞けてよかったと思う。
自分が実際に経験しなければ、被害にあった人達の苦しい心情は理解できないのかもしれない。
それでもほんの一部だけでも知ることができたように思えた。
私たちはこの日を忘れてはいけない。
風化させてはいけない。
まだまだ復興は進んでない
今自分にできることは何だろう?
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生きてること、いつもの日常
当たり前過ぎて忘れがちだけど、
その当たり前に感謝しよう。
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1日でも早く復興が進み、人々の笑顔が戻りますように❁*.
突然の訪問にも関わらず、暖かく迎えて下さってありがとうございます♪
久々に会ってお話できて嬉しかったです。
また伺わせて頂きますね♪
これからも頑張ってください!(* ^O^ *)
11日は14:46に、来ていた人で黙祷しました。
…そうした気持ちを共有できる学校でありたいです。
因みにドイツからも3月11日ということで哀悼のメールもらいました(結構感動)。
またアス高に来てくださいね。