やっと夕方。
寝てない、泣きすぎで、顔も頭も痛い。
目のまわりは唇かと思うほど腫れて、ちょっと熱っぽい。
目尻や鼻の皮膚もヒリヒリと痛い。
何をしても、というか、何もできない。
テレビを見るのもしんどい。
部屋の至るところには、モモを思い出すモノがいっぱい。
いつもの場所、同じモノがそこにはあるのに、モモだけが居ない…。
王様のお手製の段ボールの小屋、ピンクマルマルとよんでいたお気に入りのベッド、いつもミルクを待っていたキッチンの冷蔵庫の前、足跡柄のマット、テーブルの上、椅子、全部、何も変わってはいないのに、モモだけ居ない…。
昨日の夜中に寝ていたのは、昔使っていた緑色の玄関マット。
昨晩、トイレに行けなくて失敗しちゃったから、トイレの側に置いて、今もまだ、動かせていない…。
そこにいるはず無いってわかっているのに、どうして居ないの?って、なんで思っちゃうんだろう…。
頭では理解しているのに、目では理解できていないようで、そこに感情が溢れてきて、収拾がつかない…。
みゅうとリンゴが食べるから、カリカリフードやお水の器はそのまま…。
昨日、いつものカリカリだと食べづらいかと、ウェットフードだとか栄養価の高いチューブのとか、いつもと違う嗜好性の強いカリカリとか、おやつとか、たくさん買ったのにね…。バカなおかあさんだね…。
モモの思い出のあれこれは、王様が帰ったら仕訳するって…。
モモ、王様はね、モモが動かなくなったあと、最後に綺麗に身体を拭いてあげたタオル、「これは洗ってとっておくんだ」って、泣いていたんだよ…。
バカだよね。洗ったらモモのニオイが消えちゃうじゃない、ねぇ。
でも、タオルは濡らして拭いたから、そのままとっておいたら、雑巾のニオイになっちゃうよね…。
困ったなぁ。
モモの思い出が、この家にはたくさんありすぎるよ…。
困ったね…。どこを見ても、全部、モモの顔が浮かんできちゃうよ…。
居ないのに見えるの。
ホントは見えてないのにね…。
残像みたいに、一瞬見えて、消えちゃうんだ…。
今から、王様が帰ってくるよ。
いつもなら、ミルクのためにお湯を沸かさなきゃいけない時間だね…。
おかあさんのいれたミルク、美味しくないのか、飲んでくれなくて、王様じゃなきゃダメだったね。
さぁ、立ち上がらなくちゃ。
みゅうとリンゴのご飯の時間だもんね。
おかあさん、頑張るよ、モモ。
寝てない、泣きすぎで、顔も頭も痛い。
目のまわりは唇かと思うほど腫れて、ちょっと熱っぽい。
目尻や鼻の皮膚もヒリヒリと痛い。
何をしても、というか、何もできない。
テレビを見るのもしんどい。
部屋の至るところには、モモを思い出すモノがいっぱい。
いつもの場所、同じモノがそこにはあるのに、モモだけが居ない…。
王様のお手製の段ボールの小屋、ピンクマルマルとよんでいたお気に入りのベッド、いつもミルクを待っていたキッチンの冷蔵庫の前、足跡柄のマット、テーブルの上、椅子、全部、何も変わってはいないのに、モモだけ居ない…。
昨日の夜中に寝ていたのは、昔使っていた緑色の玄関マット。
昨晩、トイレに行けなくて失敗しちゃったから、トイレの側に置いて、今もまだ、動かせていない…。
そこにいるはず無いってわかっているのに、どうして居ないの?って、なんで思っちゃうんだろう…。
頭では理解しているのに、目では理解できていないようで、そこに感情が溢れてきて、収拾がつかない…。
みゅうとリンゴが食べるから、カリカリフードやお水の器はそのまま…。
昨日、いつものカリカリだと食べづらいかと、ウェットフードだとか栄養価の高いチューブのとか、いつもと違う嗜好性の強いカリカリとか、おやつとか、たくさん買ったのにね…。バカなおかあさんだね…。
モモの思い出のあれこれは、王様が帰ったら仕訳するって…。
モモ、王様はね、モモが動かなくなったあと、最後に綺麗に身体を拭いてあげたタオル、「これは洗ってとっておくんだ」って、泣いていたんだよ…。
バカだよね。洗ったらモモのニオイが消えちゃうじゃない、ねぇ。
でも、タオルは濡らして拭いたから、そのままとっておいたら、雑巾のニオイになっちゃうよね…。
困ったなぁ。
モモの思い出が、この家にはたくさんありすぎるよ…。
困ったね…。どこを見ても、全部、モモの顔が浮かんできちゃうよ…。
居ないのに見えるの。
ホントは見えてないのにね…。
残像みたいに、一瞬見えて、消えちゃうんだ…。
今から、王様が帰ってくるよ。
いつもなら、ミルクのためにお湯を沸かさなきゃいけない時間だね…。
おかあさんのいれたミルク、美味しくないのか、飲んでくれなくて、王様じゃなきゃダメだったね。
さぁ、立ち上がらなくちゃ。
みゅうとリンゴのご飯の時間だもんね。
おかあさん、頑張るよ、モモ。