古墳↗︎♪こふーん↗︎♪っと、ふざけちゃいけないわね。
どの辺りかしら?古墳さーん!
美しく整頓された竹林ね〜。
小道を進んでみよっと。
あ、ここはね、宇壷家の西側なんだけど、そこには、宇壷家のギャラリーとお茶室があるのよ。
ギャラリーは裏道に面しててガラス張りだから、私、チャトさん見たさに、ついついギャラリーの招きニャンコになる事、多しなのよ〜ふふふ。
朝と夕方はチャトさん、パトロールにいらっしゃるから、私専用のフカフカベッドで寝たふりしてね、
こっそり覗いてるのよ(//∇//)
このギャラリーはね道を挟んで前が竹林で、眺めが爽やかなのよ。
それにね、みっちゃんの;お嬢さんの;花蓮さんの;フィアンセさんの;ヨハンさんがやってらっしゃるのよ!
あーやっと言えたわ。
あ、ヨハンさんはとてもステキな方でね、スェーデンと日本のハーフでらして、とても澄んだ瞳をしてらっしゃるのよ(#^.^#)
それにね、ゆきのことも大切にしてくださる、お優しい方なのよ。
今からヨハン氏の自慢話よー
ヨハンさんはね、陶芸家で、庭師で、この竹林の竹で作る茶杓作家でね、お茶の世界では有名らしいわ。
それにね、日本文学の研究者でらして、大学でお茶の歴史なんかを教えていらっしゃるんですって!
とても多忙な方なのよ。
ギャラリーにはヨハンさんの抹茶茶碗や茶杓を販売しててね、その奥は、古墳から出土された品が展示されているのよ。
あーまた横道にそれてしまったわ。
駄目ね〜だってね、ニャンコですもの。仕方ないわ!プン🙀あー独り言多いわね。
さあ、いざ古墳!もう少し奥に進んでっと。
あ、あ、あー丸く盛り上がっているわ。
直径が15mくらいの小さな?丸〜い古墳よ!
すご〜い!みっちゃんが言ってたんだけど、
なんでも今から1600年くらい前のお墓らしいのよ。
この竹林をヒバカリ蛇のチョキお母さんやニッキちゃんたちがお守りしていると思うとね、
何だかゆき、胸が一杯になるわ😭
え、え、あーあーあー、な、な、な、何かしら?
なんか、天から古墳の真ん中に向かって、光の束?光の柱が立っているわ〜
腰が、腰に、あー腰に力が入らない〜、あ〜もう、ゆきのヘタレが〜!
ヘタレてる場合じゃないでしょ、
パトロール隊員ゆき!
勇気を振り絞ってよーく見るのよ。
あーなんかね、その光の束はね、とーっても淡くて、優しくて、何だか光に包まれてるみたいで、ほっこりとさえしてくるのよ! 凄いわ!
それにね、さらによく見ると光のツブツブが霧の集まりのように重なり合って、光の柱になっているわ。
なんかすごいもの見ちゃったわー💦💦
どーしましょー💦💦💦あー爪研ぎしたいよー
( ; ; )ヒィー
狼狽えてる私の後ろから、パキッと音がして振り向いたらね、ヨハンさんがいらしてね、
『ゆきちゃんにもあの美しい柱が見えるんだね。
この柱はね、3本ある内の1本なんだよ。
他の2本はこの国のどこかにあるはずなんだよ。
宇壷家は代々、この柱をお守りしているんだよ。
天と地を結ぶ大切な柱で、この地が平らかで安らけく時が流れるようにと。その一端を担っているんだよ!』
凄すぎて、ゆき、もうフラフラよー。
あ、花蓮の話を少しいいかな?
あれ?ヨハンさんも私に普通に話しかけるわね?💦💦💦
彼女はね、気の流れや空気の澱みが分かるんだよ。
だからね、人々が出した不協和音の修正のために、世界を周ってハープを奏でているんだよ。
あー何だか、私の想像のレベルを超えてるわ。今、現実よね??誰かゆきのほっぺ、引っ張ってくださらない?💦💦
『ゆきちゃん、ゆっくりするといいよ。
この竹林はね、とても良い優しい気に包まれているからね。それに、竹と竹の隙間に差し込む光が美しいでしょ!』
あら〜ほんとにステキだわ。
なんか、私ソワソワしてきたわ。
あー私、かぐや姫になった気分よ〜
あ、いけないわ。また気持ちが暴走しそうよー。
そう言えば、たしか今夜は満月よ!
どーしましょ、天から牛車が降りてきてさ〜
ゆき姫様、お迎えに上がりました!
なーんて言われちゃったりなんか、しちゃつたりしてー。 どーする、ゆき?
おっととと、いけないよ!っと。
あ〜でもステキね〜と余韻に浸っているとね、
空からヒラヒラと竹の葉が降っきたのよ。
あら竹の葉っぱだわ。と、思ったと同時にね、とても芳しい香りがしてきてね、体の内側に響渡るようなとても澄んだ声が聞こえてきたの。
『そなた、猫精霊界の頭(とう)としてこの地と宇壷家をまもりたまへー』
ははあ〜畏まりました〜ってね、私もう無我夢中でそう申し上げたのよ。
しかし恐るべし古墳よ〜ははあ〜∩^ω^∩
恐るべし猫神様よ〜💦💦
私も猫頭に選ばれたからには、私、ゆきは、清く、可愛く、健気にお役目を賜りまーす!
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