鈴木総史・句集『氷湖いま』ふらんす堂

薔薇咲くや抜歯のあとのあをぞらを　　鈴木総史とんばうや蝦夷にあをぞらあり余る　　同背広にも晩年のあり漱石忌　　同薬飲むみづのまばゆし風信子　　同実石榴や触れればくづれさうな家　　同

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2024年11月15日

藺草慶子・句集『雪日』ふらんす堂

山上の雲の厚さや田水張る　　藺草慶子水底のかくも明るく冴返る　　同水渡り来し一蝶や冬隣...

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2024年11月8日

石田郷子・句集『万の枝』ふらんす堂

火柱の見えしと思ふ白雨かな　　石田郷子暗がりに人詰めてをる里祭　　同寄せ合へる椅子のま...

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2024年10月4日

梶原さい子　落合直文の百首　短歌の最初の一滴　歌人入門⑦　ふらんす堂2023

　梶原さい子は、歌人。１９７１年気仙沼市唐桑町生まれ。ブックカバーに「河野裕子に出会い...

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2024年8月17日

坪内稔典・句集『リスボンの窓』ふらんす堂

ころがしておけ冬瓜とこのオレと　　　　　坪内稔典長崎に住もう枇杷咲く五、六日　　　　　...

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2024年8月7日

大井恒行・句集『水月伝』ふらんす堂

覚悟なき死のおびただし核の冬　　大井恒行覚めているほかは眠りぬ鈴の風　　同ひかりなき光...

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2024年5月1日

高橋睦郞・句集『花や鳥』ふらんす堂

この星の春を盡すや又震ふ　　高橋睦郞踝に雲さやりつぐ川禊　　同變若水や有爲の奥山㝱深く...

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2024年2月22日

仲 寒蟬・句集『全山落葉』ふらんす堂

海底に沈む神殿月日貝　　仲 寒蟬がまの穂と答ふがまの穂かと問はれ　　同向日葵はおのが後ろ...

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2023年8月7日

『山崎方代の百首』　歌人入門⑥　藤島秀憲

『山崎方代の百首』　歌人入門⑥　藤島秀憲ふらんす堂　￥1700+税 いまだにファンの多い山崎方代の百首を藤島秀憲が解説する。方...

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2023年2月19日

『寺山修司の百首』藤原龍一郎　

『寺山修司の百首』（ふらんす堂）著者藤原龍一郎　2022/6/23発行　￥1.870 寺山修司の短歌が藤原龍一郎による250...

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2022年6月15日

東京に一つ捨てたる秋思かな

ニックが転んで痛めた指がこわばったまま曲がりにくいので、阿佐ヶ谷の手の専門医へ行って来...

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2021年9月10日