閑話休題 458 歌と漢詩で綴る 西行物語-11 山深く
そろそろ義清(ノリキヨ、西行)の胸の内に“出家”の思いが具体的になりつゝあるようです。“心”は已に“身”から離
閑話休題 457 歌と漢詩で綴る 西行物語-10 身を知れば
青年・義清(ノリキヨ、西行)の癒やされぬ恋病の歌である。義清は、いろいろな角度から、思いが果たされないことへの恨みを歌にしています。次の歌もその一首:...
閑話休題 456 歌と漢詩で綴る 西行物語-9 物思えども
義清(ノリキヨ、西行)の恋患いは、なお続きます。今回 読む次の歌では、胸の奥には愛する人を持していながら、恐らくは愛を告白できないで悩んでいる様子である。今様に言うなら、pla
閑話休題 455 歌と漢詩で綴る 西行物語-8 あはれあはれ
西行の出家前あるいは出家前後の作とされる歌について、出家の動機を探るべく、個々の歌を取り上げ、その漢詩化を進めつつ、内容の検討を進めています。出家の動機の一つとして、...
閑話休題 454 歌と漢詩で綴る 西行物語-7 かかる身に
青年・義清(ノリキヨ、西行)は、もちろん恋もしたであろう。今回読む歌は、恐らくは思いが遂げ...
閑話休題 453 歌と漢詩で綴る 西行物語-6 悪し善し
『山家集』中、前回の歌・“呉竹の節… ”に続いて載っている次の歌を読みます。義清(ノリキヨ、西行)の心情が率直に詠われているように思われる。すな...
閑話休題 452 歌と漢詩で綴る 西行物語-5 呉竹の
義清(ノリキヨ、西行)は、世上一般に考えられるような身の上の憂うべきこともなく、またその理由を語ることもなく、23歳で突然出家します。先に、...
閑話休題 451 歌と漢詩で綴る 西行物語-4 伏見すぎぬ
先に、義清(ノリキヨ、西行)に関して、藤原頼長の日記『台記(タイキ)』(閑休449)中の記事、≪……そもそも西...
閑話休題 450 歌と漢詩で綴る 西行物語-3 君が住む
当時の京極太政大臣・藤原宗輔が中納言のころ、鳥羽院の離宮・南殿の中庭一杯に菊の花を献...
閑話休題 449 歌と漢詩で綴る 西行物語 2. そらになる
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した西行(サイギョウ、西行法師、1118~1190)の和歌...
閑話休題 448 歌と漢詩で綴る 西行物語 1. 颂春
新年 明けましておめでとうございます。昨年は『源氏物語』の和歌を対象に話を進めて参りました。多くの読者が読まれていることを知るにつけ勇気づけられ、感謝の気持ちで一杯です。...