(以下明石にて) 梅にほふ夕陽丘の花かげにたふれて立たず梅は又咲く 道ばたに道を教へて立つ石も見て過ぎにけりよばざりし故 日のくれて既にくらきや曙の浮ばんとしていまだ暗きや よるも來...
翠渓歌集 序 指折り數へれば、もう一昔にもなる、東京高等師範學校の教室に、予は日...