#心理詠 新着一覧
反響のない草原・孤独の歌::尾崎左永子の短歌
・反響のなき草原に佇つごときかかる明るさを孤独といふや 「さるびあ街」所収。歌意に難解なところはない。注目すべきは、上の句の比喩。「ごとき」を使用した直喩だが、比喩の独自性が際立っている...
赤茄子を詠う:斎藤茂吉の短歌
・赤茄子の腐れてゐたるところより幾程もなき歩みなりけり 「赤光」所収。 「赤茄子」はトマトの旧称。作者は道を歩...
星座α29号:新作5首
・戦争のありさまつぶさに見る時に意外な人より電話かかり来 ウクライナ戦争が始まった直後...
生きる意味の歌:尾崎左永子の短歌
・生くるとは己の意思の外にある大いなる流れと思う他なし 「星座...
2021年を終わるに当たって(近況報告)
2021年も終わりに近づいた。ここで近況報告をしておく。 創作活動では「相聞」が新しい表現分野となった。これからは「心理詠」「社会詠」「相聞」が作品の主流になりそうだ。『星座...
2021年年初にあたって(作歌の環境のことなど)
2021年の正月である。今年は殊に考えさせられることが多かった。1,体調のこと。 2020年...
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