今回は寄贈にあたって、特別に『POSSE』が所蔵されている閉架の書庫を見学させていただきましたので、編集部員によるレポートをお送りします!
○東大社研図書室見学
東大には複数のキャンパスがあり、それぞれのキャンパスや、学部・研究所付きの図書室があります。今回『POSSE』を所蔵していただく社会科学研究所図書室は本郷キャンパスにあります。
通常、図書館には、自由に閲覧できる開架と呼ばれる棚と、公開されていない閉架の棚があります。壊れやすい貴重な資料、閲覧頻度の少ない資料などは、閉架書庫に所蔵されていますが、社会科学研究所図書室は若干事情が異なり、参考図書の一部を除き、ほとんどの資料は閉架書庫に配架されています。
『POSSE』も閉架書庫に所蔵されており、ほかにも社会科学関係の雑誌が多数保管されていました。専門分野の研究をする人はもちろん、学部生もよく利用しているようです。
閉架書庫内は空調管理が徹底されているなど、本が傷まないように注意されながら保存されています。現在は書籍のデジタル化が進められるなど、価値ある本が後世に残るような取り組みがおこなわれていますが、デジタルデータ化をする以前はマイクロフィルムを利用した保存もなされていました。労働問題を取り扱った資料も多数保存されていて、大変興味深いところです。
○『POSSE』の利用について
図書室は本郷キャンパスにありますが、東大の方はほかのキャンパスからも書籍の取り寄せや貸し出しが可能ですので、自由に『POSSE』を読むことができます。あらかじめOPACで書籍情報を調べ、社研図書室のカウンターで申請をしてください(社研図書室の雑誌は製本されると貸出や取り寄せができるようになります。未製本のものは図書室内で読むことができます)。
※東京大学OPAC ホームページ
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/
こちらのリンクで「POSSE」と検索することで、書誌情報が調べられます。
社会科学研究所の図書室は、学部生の利用も多いそうです。労働問題を詳しく調べたい学生の方はもちろん、「知的関心はあるけど専門書はちょっとハードルが高いから試し読みをしたい」という方も、関心のあるすべての図書を買いそろえることは難しいと思います。図書室を活用し、ぜひ雑誌『POSSE』を勉強・研究に役立ててください。
東京大学社会科学研究所図書室 利用案内
東大の方向け http://library.iss.u-tokyo.ac.jp/guide_details2.html
学外の方向け http://library.iss.u-tokyo.ac.jp/guide_details3.html
POSSEボランティア 東京大学2年生 S.I 執筆