5/31（日）、『POSSE vol.3』読者セミナー開催！講師は竹信三恵子さん、伊藤守さん

雑誌『ＰＯＳＳＥ』は今年３月に、第３号となる『ＰＯＳＳＥ vol.3』が出版され、４月からは全国の書店で販売されており、非常に好評をいただいています。

ホームページからのご注文はこちらから受け付けております。

そんななか、『POSSE』編集部では、読者の方向けにセミナーの開催を企画しました！
『POSSE　vol.3』の執筆者の方を講師にお招きして、掲載原稿に関してお話をいただき、そのあとにワークショップ形式で参加者からの質問を受け付けてもらうというものです。

講師の一人目は、「日本版「ワークシェア」の虚妄を超えて　――「賃下げ」か「失業シェア」か――」というインタビューをいただいた朝日新聞編集委員の竹信三恵子さんです。
朝日新聞編集委員として労働問題を中心に活躍されていて、新刊『ルポ　雇用劣化不況』（書評はこちら）を出版されたばかりです。

現在日本で言われているワークシェアリングは、かつて提唱されたものと何が違うのか、そしてドイツの「緊急避難型」、オランダの「多様就業型」、フランスの国レベルの労働時間規制などの実例とも似ているようで異なる日本の特殊性とは何か、ワークシェア以外に雇用危機を乗り越える道はないのか、解説していただきます。

もう一人の講師の方は、「ポスト・トレンディドラマの「働く女性」　――『ハケンの品格』が到達した地平――」というインタビューを掲載させていただいた、早稲田大学教授の伊藤守さんです。
伊藤さんは早稲田大学教育・総合科学学術院教授、早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所所長を務めておられ、専門は社会学、メディア・スタディーズです。

『東京ラブストーリー』から『やまとなでしこ』、『anego』、そして『ハケンの品格』まで。90年代のバブル崩壊以降から、00年代の「格差社会」化のあいだに、「働く女性」のモデル、結婚像はどのように変わり、そして変わってこなかったのか。
大ヒットした有名なテレビドラマから労働問題を分析するという非常に画期的な試みです。
とりわけ興味深いのが「派遣社員を理想化しすぎ」と批判されがちな『ハケンの品格』です。「同一労働同一賃金」の描写など、見過ごされがちなシーンや設定から読み込めるという意外な解釈とは？

いずれも、日本型雇用における正社員と非正規社員との均等待遇をめぐるお話になりそうです。

さらには『POSSE』編集部も交えてのディスカッション、ワークショップ形式で参加者の方が講師の方と気軽に話せるような時間も設ける予定です。
ぜひご参加下さい！

『POSSE vol.3』読者セミナー
「ワークシェア」の正社員主義、『ハケンの品格』の均等待遇？

日時：５月３１日（日）１４時～（１３時３０分開場）
講師：竹信三恵子さん（朝日新聞編集委員）
　　　伊藤守さん（早稲田大学教授）
　　　『POSSE』編集部
会場：世田谷区北沢南区民集会所（京王・小田急下北沢駅下車徒歩５分、地図を本記事の最後にリンクしています。）
参加費：2000円（※非正規社員、失業者、30歳未満の若者は500円割引）

Time Table：
14:00　開演／主催者のあいさつ
14:05～14:50　竹信三恵子さん講演
14:50～15:35　伊藤守さん講演
15:35～15-45　休憩
15:45～16:05　『POSSE』編集部も交えてパネルディスカッション
16:05～16:45　ゲストごとにわかれてワークショップ





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ボランティアスタッフ募集中！

ＰＯＳＳＥでは、調査活動や労働相談、セミナーの企画・運営など、解雇対策キャンペーンを共に推進
していくボランティアスタッフを募集しています。多種多様な活動があるので、自分の興味に合わせて能力を発揮できます。少しでも興味のある方は、info@npoposse.jpまでご連絡下さい。
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ＰＯＳＳＥは労働相談、文化企画、政策研究・提言を若者自身の手で行うＮＰＯ法人です。学生、フリーター、正社員と立場は違えど共にこの社会のあり方に疑問を持った、あるいは社会のあり方にもっとコミットしていきたいという若者が集まり活動しています。

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